...之を破壞する力に逢着する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...私がふとある大きな事実に逢着(ほうちゃく)しましたのは...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...ひょっくり鳥羽僧正(とばそうじょう)に逢着(ほうちゃく)した...
寺田寅彦 「映画時代」
...私はここに物理学なるものの認識論的の意義についてきわめて重要な問題に逢着(ほうちゃく)する...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...之に反して以上のように他の概念に帰する見方を全く離れて自立的な終局的な意味がこの目的概念に求められるかどうかを見る時吾々は全く別の事柄に逢着する...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...一体統制という言葉の意味は何かという疑問に逢着するだろう...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...条件そのものが変化しなければならぬような限界に逢着することは...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...吾々日本人は今まさに新らしく出立しなければならない時期に逢着している...
豊島与志雄 「偶像に就ての雑感」
...まさしく雲助の選定を蒙(こうむ)ってぶったくられの運命に逢着したものと見れば...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼は子供に対する母親の愛情が父親のそれに比べてどの位強いかの疑問にさえ逢着(ほうちゃく)した...
夏目漱石 「道草」
...彼はまた思いがけない現象に逢着(ほうちゃく)した...
夏目漱石 「明暗」
...私は人間は良心を捨てなければいけないという大きな前提に逢着しました...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...測らざる一婦人の誠実に逢着し...
久生十蘭 「湖畔」
...こういう次第に逢着(ほうちゃく)するなら...
久生十蘭 「鈴木主水」
...骨立った肩が波のように起伏するのは何か非常な大煩悶に逢着したのだということが判る...
久生十蘭 「魔都」
...そのとき茶の樹に眼を注いでみると往々正しく整形せられた聚繖花序に逢着することはなにも珍らしいことではないが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...その困難に逢着(ほうちゃく)している苦しさが多分にあった...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかも最も困難な問題に逢着する...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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