...屡この疑ひに逢着する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...改めて石川君に逢着したやうな気がする...
伊藤左千夫 「『悲しき玩具』を読む」
...私がふとある大きな事実に逢着(ほうちゃく)しましたのは...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...私はまた第三の事実に逢着したのであります...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...また科学者がこのような新しい事実に逢着(ほうちゃく)した場合に...
寺田寅彦 「科学者と芸術家」
...そうしてこの平凡な日々行事の第一箇条を遂行している間に私はいろいろの物理学の問題に逢着(ほうちゃく)する...
寺田寅彦 「日常身辺の物理的諸問題」
...生命とか精神とかいうものを除いたいわゆる物質を取扱って何事かしようという時にはすぐに物理学的の問題に逢着(ほうちゃく)する...
寺田寅彦 「物理学の応用について」
...思惟は幾何学に於て思惟ならぬ或るものに逢着することが明らかとなった...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...併しカントを離れて考えて見る時吾々は事実空間表象に於ける感覚の重さをより尊重する見方に逢着するのである...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...其苦に逢着した刹那に於ける精神の状態と...
朝永三十郎 「學究漫録」
...殆ど思議すべからざる事実に逢着し得たのである...
永井荷風 「草紅葉」
...さういつた問題に逢着すると...
野上豐一郎 「「西洋見學」はしがき」
...田中君は馬鹿々々しいこの物語の結末に逢着した...
橋本五郎 「小曲」
...驚駭すべき事態に逢着することになった...
久生十蘭 「泡沫の記」
...パリでは毎日のように人生の一大事に逢着している...
久生十蘭 「春の山」
...吾人がその花に逢着(ほうちゃく)するは実に偶然の事に属す...
牧野富太郎 「植物記」
...ちょうど我々の国では最悪の障碍(しょうがい)に逢着(ほうちゃく)した...
柳田国男 「海上の道」
...しかも最も困難な問題に逢着する...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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