...二つの単語を「{結合}」させると面白い造語ができる...
...「景教」という言葉は、漢字の「景」に、「カタカナのキョウ」と「教」が合わさった造語である...
...それは恐らくは近来の造語「生活者」に対する意味を持つてゐるのであらう...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...「感力」という君の造語は立派な内容を持つ言葉として私の胸に響いた...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...知らずしらず新しい造語も試みないことはありませんでした...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...生硬な造語や文法的な杜撰はその一徴表にすぎなかったので...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...須磨桜などいふ造語の旨さはたまらない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...さくらびとは造語で舞子達の桜の花簪でもさしてゐるのを戯れたものと見てよからうか...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...花草の原は少し未熟だが月夜蟋蟀の造語は成功してゐる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...四七 大木司法卿の造語造字案法は国民意識の表現であるという位であるから...
穂積陳重 「法窓夜話」
...蕪村の造語は終(つい)に字彙(じい)中の一隅を占むるの時あらんも測りがたし...
正岡子規 「俳人蕪村」
...そこで子規君も多分この二人の新造語であらうとまで言はれたが...
正岡子規 「墨汁一滴」
...自己がある物を形容する時の造語法を悟るべし...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...複雑怪奇という新造語の流行される今日ですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その造語の流通するに至らむことは疑ふべからずとしても...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...Turgenjew(ツルゲニエフ)の父等(ら)と子等という小説に書いてある造語ですね...
森鴎外 「食堂」
...「業績」とか「学問の推挽(すゐばん)」とか云ふやうな造語(ざうご)を...
森鴎外 「妄想」
...将来「湿地」などという急造語を使う代りに...
柳田國男 「地名の研究」
...現在の標準語においては生硬なる近年の造語までも引っくるめて...
柳田國男 「地名の研究」
...戰後派(アプレ)的な新造語がつかはれ...
吉川英治 「折々の記」
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