...二つの単語を「{結合}」させると面白い造語ができる...
...「景教」という言葉は、漢字の「景」に、「カタカナのキョウ」と「教」が合わさった造語である...
...ゴンクウルが造語なりとぞ...
芥川龍之介 「骨董羹」
...「感力」という君の造語は立派な内容を持つ言葉として私の胸に響いた...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...若い文人が好い加減に創作した出鱈目(でたらめ)の造語の詮索(せんさく)から句読(くとう)の末までを一々精究して際限なく気にしていた...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...知らずしらず新しい造語も試みないことはありませんでした...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...『寒の春』といふ造語が必要だ...
種田山頭火 「行乞記」
...生硬な造語や文法的な杜撰はその一徴表にすぎなかったので...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...さくらびとは造語で舞子達の桜の花簪でもさしてゐるのを戯れたものと見てよからうか...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...(造語ではなく昔の人の使ひ古した言葉かも知れないが)正月の五日大方人去りて海のホテルの廊長くなる正月休みで雑沓してゐた海浜ホテルも五日になれば大方引上げて客が疎らになつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...そこで子規君も多分この二人の新造語であらうとまで言はれたが...
正岡子規 「墨汁一滴」
...古今以後にては詞は總て古きによるの主義にて全く造語を禁じたるため皆腰拔の歌となりたり...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...複雑怪奇という新造語の流行される今日ですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これは私の新造語にしろ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その造語の流通するに至らむことは疑ふべからずとしても...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...おほよそ造語はその必要ありてはじめて造らるべきものなり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...おほよそ造語はその既往の歴史を以て人の寛恕を得べき權利なきものなれば...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...「業績」とか「学問の推挽(すゐばん)」とか云ふやうな造語(ざうご)を...
森鴎外 「妄想」
...現在の標準語においては生硬なる近年の造語までも引っくるめて...
柳田國男 「地名の研究」
...戰後派(アプレ)的な新造語がつかはれ...
吉川英治 「折々の記」
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