...更に新しいお前を造り出すまで...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...不断(たえず)種々の妖怪を造り出す故であります...
井上円了 「おばけの正体」
...物を造り出す最初の神となつた...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...それを造り出すところに日本精神があるべきである...
津田左右吉 「日本精神について」
...自然に就いては実験に必要な理想的な純粋状態を抽象によって現実に造り出すことが出来るが...
戸坂潤 「技術の哲学」
...対象を人工的に変更して新しいダーテンを造り出すことである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...一定度の真空を造り出すと同様に...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...やがて一種虚無的なケオスを造り出す...
戸坂潤 「思想としての文学」
...生産力の発展はこの桎梏を打開して新しい生産関係を自分に適した形式として造り出す...
戸坂潤 「辞典」
...そういう良い小学校を造り出すために...
戸坂潤 「社会時評」
...お互い文化人ですからなあ」「そうだったねえ」「この廃虚に全く新しい文化を造り出すのが私ら文化指導者の義務でした」秋月君はみずから責めるもののごとく沈黙した...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...往々社会に孤立する人間を造り出す...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...往々社會に孤立する人間を造り出す...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...「共同作業場ともいえないくらいの小さな作業場」をつくり都会の大工場で同じ機械を使って造り出す能率の二倍以上の成績を...
宮本百合子 「新しい婦人の職場と任務」
...ちょうど息つぎのように造り出す...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その量の増加に比例せる需要の増加を造り出す性質を有たなかったならば...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...製作家がただ類型を造り出すのに骨を折る時代であった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...嬰児の美から仏菩薩を造り出すという全過程を自分でやったのではないかも知れぬ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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