...何だか息の通る音がした...
芥川龍之介 「保吉の手帳から」
...汽車が通るたびごとに窓の所へ走って行く……という話から...
石川欣一 「比島投降記」
...妖女は透き通るからだを酔いの桃色に染めて嬌笑(きょうしょう)するであろう...
江戸川乱歩 「「悪霊物語」自作解説」
...しるこ屋の前を通る...
大杉栄 「獄中記」
...只指井が益々透き通るほど青白い顏をして...
徳田秋聲 「媒介者」
...かつて一鎖(ひとくさり)の囚人らが通るのを見たことがあります...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...女は日に幾度も私の座敷の前を通る...
長塚節 「隣室の客」
...ウェストミンスター橋を通るとき...
夏目漱石 「永日小品」
...私の通る道筋は、いつも同じように決まっていた...
萩原朔太郎 「猫町」
...東海道線に汽車が通るたび...
林芙美子 「暗い花」
...咽喉を通るのは水ばかりという...
久生十蘭 「奥の海」
...これでよく筋が通るんです...
久生十蘭 「金狼」
...七里ヶ浜(しちりがはま)を通るとき...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...でも、いま言ったよっつのどうくつには、せまい小さなトンネルがついていて、そこを通ると、いつつめのどうくつに行くことができます...
ライマン・フランク・ボーム Lyman Frank Baum 大久保ゆう訳 「サンタクロースがさらわれちゃった!」
...お使いの男は木幡(こはた)山を通るのに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...室に通ると音絵は武丸に「又父に会われましょうか」と問うた...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...わたしの心を通るのは黒黒(くろぐろ)とした蝶(てふ)のむれ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...後醍醐の御車が通る道すじには...
吉川英治 「私本太平記」
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