...逆茂木のやうに鋭く眼を射る...
有島武郎 「秋」
...逆茂木(さかもぎ)から海辺へかけての生田の森が...
中里介山 「大菩薩峠」
...逆茂木(さかもぎ)の類は全く不要である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...あそこは逆茂木(さかもぎ)の柵も古く...
吉川英治 「三国志」
...逆茂木(さかもぎ)を引かせ...
吉川英治 「三国志」
...逆茂木(さかもぎ)を張りめぐらし...
吉川英治 「三国志」
...夜な夜な河中の逆茂木を伐りのぞき...
吉川英治 「三国志」
...河を隔てて岸一帯に逆茂木(さかもぎ)を結いまわし...
吉川英治 「三国志」
...蜀軍はもちろん逆茂木(さかもぎ)を引き...
吉川英治 「三国志」
...「あれしきの逆茂木(さかもぎ)」「なじか破れぬことがある」浪となって...
吉川英治 「私本太平記」
...敵の逆茂木(さかもぎ)...
吉川英治 「私本太平記」
...逆茂木(さかもぎ)やら粗朶垣(そだがき)やらの障害はあったろうから...
吉川英治 「私本太平記」
...逆茂木(さかもぎ)などの工はただちに止めさせたがいい...
吉川英治 「私本太平記」
...――しかも逆茂木打った道へは...
吉川英治 「親鸞」
...逆茂木(さかもぎ)を仕掛けておいたはずであるのに――「しまった!」と...
吉川英治 「親鸞」
...こっちで仕掛けた逆茂木を滅茶滅茶にしてしまいおった」「忌々(いまいま)しい馬子(まご)め」「血祭(ちまつり)を与えろ」ピュッ――と誰かの手から弦唸(つるうな)りを切って毒矢が飛んだ...
吉川英治 「親鸞」
...逆茂木(さかもぎ)へ縦横に張りめぐらしてある荒縄を断(た)ち切れ...
吉川英治 「源頼朝」
...逆茂木(さかもぎ)など...
吉川英治 「源頼朝」
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