...それから築(つ)き出した逆茂木(さかもぎ)へと続いて行きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分が引いたその逆茂木の下を...
中里介山 「大菩薩峠」
...逆茂木(さかもぎ)の類は全く不要である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...あそこは逆茂木(さかもぎ)の柵も古く...
吉川英治 「三国志」
...彼は、その夜、西門へ総攻撃するようにみせかけて、ひそかによりすぐった強兵を巽にまわし、自身まッ先に進んで、鹿垣(ししがき)、逆茂木を打越え、城壁へ迫って行ったが、ひそとして迎え戦う敵もない...
吉川英治 「三国志」
...夜な夜な河中の逆茂木を伐りのぞき...
吉川英治 「三国志」
...濠には逆茂木(さかもぎ)を結(ゆ)って...
吉川英治 「三国志」
...河を隔てて岸一帯に逆茂木(さかもぎ)を結いまわし...
吉川英治 「三国志」
...蜀軍はもちろん逆茂木(さかもぎ)を引き...
吉川英治 「三国志」
...六波羅固めの逆茂木(さかもぎ)でもなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...巨大な逆茂木(さかもぎ)や柵(さく)をめぐらし...
吉川英治 「私本太平記」
...そのため寄手は自分たちが設けておいた柵(さく)や逆茂木(さかもぎ)にさまたげられ...
吉川英治 「私本太平記」
...逆茂木(さかもぎ)などの工はただちに止めさせたがいい...
吉川英治 「私本太平記」
...……城外の河には逆茂木(さかもぎ)をうちこみ...
吉川英治 「新書太閤記」
...逆茂木(さかもぎ)などで守られた柵門(さくもん)を三つも通って...
吉川英治 「新・水滸伝」
...矢頃(やごろ)の所へ逆茂木(さかもぎ)は」「抜かりはございませぬ...
吉川英治 「親鸞」
...逆茂木(さかもぎ)を仕掛けておいたはずであるのに――「しまった!」と...
吉川英治 「親鸞」
...こっちで仕掛けた逆茂木を滅茶滅茶にしてしまいおった」「忌々(いまいま)しい馬子(まご)め」「血祭(ちまつり)を与えろ」ピュッ――と誰かの手から弦唸(つるうな)りを切って毒矢が飛んだ...
吉川英治 「親鸞」
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