...おそろしさに髪が逆立つのを待つてゐるのでございます...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...そのすさまじさに全身がぞくりとして髪が逆立つ...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...「呀(あ)ッ……」彼はおのれの頭髪が一本一本逆立つのをハッキリ意識した...
海野十三 「地球盗難」
...唯尤も近い入口の柱に吊つた籠の雲雀のみは茶碗の粟をこぼしつゝ逆立つた頭の毛を天井の網に突き當て/\もがいては絶えず鏡裏に活動して居る...
長塚節 「おふさ」
...逆立つた前髮には埃がついて居る...
長塚節 「菜の花」
...鬣(たてがみ)は乱れて空に向って逆立つ...
中谷宇吉郎 「雪後記」
...髪の毛が一本一本逆立つのさえ感じられます...
野村胡堂 「死の舞踏」
...髪の毛がさつと逆立つた……...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...蒸溜人(こして)はぎよつとして髪の毛が逆立つやうに感じた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...遂に髪の逆立つた三宝荒神と変つてしまふた...
正岡子規 「ラムプの影」
...ざわざわと逆立つようにさえおもわれるのだった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...髪の毛も逆立つ思いで...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...自分の髪の逆立つことを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼は髪の逆立つような恐怖におそわれた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...全身の毛は思わず知らず逆立つたけれども...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...肩から頚にかけて毛が逆立つて...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...それを嗅いでみると彼の頚すじの毛が波立ち逆立つた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...鉢巻から逆立つ乱髪は一炬(いっきょ)の炎(ほのお)のように赤ッぽく見え...
吉川英治 「新書太閤記」
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