...私は何か不敬なことを言つたらしい...
太宰治 「思ひ出」
...不敬なその詞(ことば)が入りました...
田中貢太郎 「宇賀長者物語」
...長者は外宮(げぐう)のような不敬な詞を繰返しました...
田中貢太郎 「宇賀長者物語」
...「あなたがほつとけるものですか……こんな不敬な盗難があなたの鼻の先きで起ろうとしてるんですよ」聖物が修道院に着くのは夕方までかかるはずであつた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...この雑誌に不敬な文章が載って発表されたというのであるが...
戸坂潤 「社会時評」
...不穏不敬な文書出版物の責任が...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...だが何と云っても不敬な文書乃至出版物の代表者は...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...不敬な矢を多少放ったこともあった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...不敬な非難を加えた一曲を自分に無理に聞かして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もっとも神聖なる偶像にたいしてまでも不敬な勇気...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...不敬な奴だ!」「へえ――大変なことになりましたな」「これ...
中里介山 「大菩薩峠」
...絶対に不敬なことがないように」と「如何なることがあっても...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...皇位にたいしての不敬な書物は禁止せられた...
蜷川新 「天皇」
...不敬な盗賊がそこから最も立派な宝物を盗み出そうとするのを見ると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そこに含めようとするほど不敬なものではないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これを俗人に示すは不敬なりとキケロは言っている*...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...少しでも不敬なことをすればそのたたりは覿面(てきめん)で激しいという...
柳宗悦 「陸中雑記」
...「生意気だッ」「仏陀に対して不敬なやつ!」「片輪にしてやれ」と口々に罵(ののし)って...
吉川英治 「親鸞」
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