...すると河童は逃げ腰をしたなり...
芥川龍之介 「河童」
...どういうわけかあわてて逃げ腰になった...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...逃げ腰になりながら...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...それをよく知つてゐる橘仙氏は急に逃げ腰になつた...
薄田泣菫 「茶話」
...このがんりきにはできませんな」逃げ腰になっていたがんりきが...
中里介山 「大菩薩峠」
...逃げ腰になりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...人違ひと言つてくれ――と逃げ腰になりましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...逃げ腰ながら一刀の鯉口(こいぐち)を切ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...逃げ腰の庄吉を押へました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...バラバラと逃げ腰になつてしまひます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...逃げ腰になったお滝の手首を無図(むず)と取りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...主人の源左衛門は妙に逃げ腰になります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...素速しこい逃げ腰で...
原民喜 「舌」
...充分に逃げ腰を張つて...
三好達治 「測量船拾遺」
...逃げ腰の臆病者であってもまた立派な勇士であっても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...逃げ腰になりながら...
山本周五郎 「花も刀も」
...逃げ腰で一歩足を前へ踏み出して...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...わッと逃げ腰になろうとすると...
吉川英治 「江戸三国志」
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