例文・使い方一覧でみる「老いの身」の意味
スポンサーリンク...老いの身になってしまった... 
芥川龍之介 「偸盗」
...老いの身をシャツ一枚となり...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...第三篇老いの身の腕を扼せば骨高く声も枯野のすごきありさま （明治三十四年） 正造第一章明治三十一年正造は五十八歳になった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...霊魂も肉体も命長し」更にそのあとへ一首――老いの身の...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...わが子の無念をはらしてやりたい一心に、老いの身、盲目の身をもかえりみず、左近将監に、恨みのやいばをむけようと思いたったのです...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...夫人は老いの身を荒れはててゆく社務所の片隅にちぢこまってこれから先幾年...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...娘の上に期待をつなぐ薄くなった目を見開いた老いの身をふりかざしている...
中野鈴子 「一家」
...母はだいぶに老いの身となっていたが...
蜷川新 「私の歩んだ道」
...老いの身を忘れて苦労遊ばす後室様の御安心のために...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...老いの身をも養い...
吉川英治 「新書太閤記」
...法然は、ことばを続けて、「はや、法然も老いの身、ゆうべの寒さも一しお身に沁みた...
吉川英治 「親鸞」
...老いの身を牛車（くるま）に託して...
吉川英治 「親鸞」
...老いの身には日常も法衣のほうが手軽くて便宜である」と...
吉川英治 「源頼朝」
...わが老いの身一つを見出して...
吉川英治 「宮本武蔵」
...――そう思うと老いの身をふるわせて口惜しく思うのであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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