...彼は常識家で、常に分別ある発言をする...
...母は常識家なので、家族のトラブルを解決してくれる...
...常識家に反する行動をとると、周りから嫌われることもある...
...場の雰囲気や社会通念に疎い人には、常識家の判断基準が理解できないことがある...
...常識家が勝手にそれをと見るのであつて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...常識家の君でさえそう思っているんだから...
海野十三 「宇宙尖兵」
...案外、常識家ですね...
太宰治 「みみずく通信」
...自分を一個の常識家と自覚してかかって物事を判断するので...
戸坂潤 「思想としての文学」
...単なる常識乃至教養に止まるならば夫は常識家や教養人ではあっても哲学する人ではない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...事実彼は優れた常識家として有名であるし...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...――尤も知識内容が例の内容的常識という常識的水準に止まっている意味での「常識家」は世の中に必ずしも少くはない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...三造の中にいる貧弱な常識家が...
中島敦 「狼疾記」
...老成人の如く常識家化して居るならば...
萩原朔太郎 「童話と教育について」
...――「お止しよう、今更、常識家振つて、六ヶ敷い顔なんてするのは...
牧野信一 「鏡地獄」
...私は愚かな常識家にならなければならなかつた...
牧野信一 「毒気」
...」かようにいったジューベールは常識家であった...
三木清 「人生論ノート」
...常識家でゐながらつむじ曲りであつた...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...お母さんより遙か常識家で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...後の二人は善き意味の常識家型の人物である...
矢内原忠雄 「読書と著書」
...聰明良識な大常識家であるとともに...
吉川英治 「折々の記」
...一旗の兵を持つには、すくなくとも相当の軍費と、兵器と、馬とが必要だな」が、関羽は、常識家であった...
吉川英治 「三国志」
...常識過ぎるくらいな常識家だ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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