...それから荷物の送り先の三島駅の運送店に張込みをすることなどですが...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...私は尚(なお)念の為に、彼が傭(やと)ったという人力車の宿を聞いて、尋ねて見たところ、送り先が、諸戸の住居のある池袋(いけぶくろ)であったことも分った...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...貴様の持っている例の品物を元の持主に返し(送り先は知っている筈だ)今日(こんにち)以後かたく秘密を守ると誓うなら...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...然し、私から云わせると、私の如き者の為にも、其処で、送り先を聞き、且つ書くべき設備をしても、デパートの恥ではない、と云いたいのである...
直木三十五 「大阪を歩く」
...送り先きに着いたか着かぬか解らなく返事もくれない人のあつたのに芋銭先生は長い手紙をくれて...
野口雨情 「小川芋銭先生と私」
...送り先はロンドン...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...箱の送り先を教える...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...送り先は、東京の家内宛で、その三枚は順に前々月からの定つた日付の送金書なのであつた...
牧野信一 「老猾抄」
...いつか払った六円若干の金の送り先は...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一定した送り先があったのである...
柳田国男 「年中行事覚書」
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