...芸術家が退歩する時...
芥川龍之介 「芸術その他」
...わが国の文明はようやく退歩して...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...文明の退歩という自然力に対して...
大隈重信 「文明史の教訓」
...それは歳月を経るに従ってかえってその「新」という点は退歩してその代りに従来の日本趣味ともいうべきものが逆襲してきて...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...進歩だか退歩だかわからない...
田山録弥 「現代と旋廻軸」
...進歩? 退歩? 時には...
田山録弥 「批評」
...アウステルリッツの戦場で退歩主義者どもを撃破する...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...革新といふよりは寧ろ政界の退歩といはざる可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...文化の進歩に依る――遺憾ながら――猫性の退歩である...
豊島与志雄 「文学以前」
...目録の學は又一段の退歩をした...
内藤湖南 「支那目録學」
...だんだん退歩してしまう...
直木三十五 「大阪を歩く」
...東京なる都会の興味は勢(いきおい)尚古的(しょうこてき)退歩的たらざるを得ない...
永井荷風 「日和下駄」
...この点よりして渡船の如きは独(ひと)りわれら一個の偏狭なる退歩趣味からのみこれを論ずべきものではあるまい...
永井荷風 「日和下駄」
...人類の退歩を招来する危険があるから...
仁科芳雄 「原子力の管理」
...資本は停止的か退歩的であったに違いなく...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...振り返るとそこには日本性の退歩が著しいのを感じる...
柳宗悦 「樺細工の道」
...是らはいずれも近世に入ってひどく退歩した...
柳田国男 「木綿以前の事」
...また退歩的だと見られたりするやうな封建的な人物...
吉川英治 「折々の記」
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