...芸術家が退歩する時...
芥川龍之介 「芸術その他」
...ヂリ/\と少許(すこし)づつ少許づつ退歩(あとしざり)をする...
石川啄木 「葬列」
...(31)この間ある人がきて「や」「かな」を排斥する論者は言語の退歩を主張する論者である...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...退歩しないというのは...
太宰治 「炎天汗談」
...退歩か...
田山録弥 「手品」
...少なくも火事に対してはむしろ今のほうがだいぶ退歩している...
寺田寅彦 「時事雑感」
...これが其人の進歩向上と退歩とのわかれ道だと思ひます...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...単に退歩の防止ということにすぎぬ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...著しい退歩である...
内藤湖南 「支那目録學」
...家庭を持つと退歩して行く...
直木三十五 「大阪を歩く」
...退(の)っぴきならぬ退歩説の実例を得るためには...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...真に退歩的な運動たる幸福及び人口の継続的減退か...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...退歩的であろうと...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...資本は停止的か退歩的であったに違いなく...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...退歩を望むのと等しいではないか...
柳宗悦 「工藝の道」
...零落(れいらく)退歩の姿...
柳田国男 「海上の道」
...此回顧的退歩的の潮流に抗し民心を激励鞭撻(べんたつ)して此切所に踏み止(とゞま)り...
山路愛山 「明治文学史」
...むしろ退歩さへしてゐるのではないかと思はれるのであります...
吉川英治 「折々の記」
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