...又同時に退歩だとも言へる...
石川三四郎 「土民生活」
...服従性が退歩すれば...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...退歩しつつあります...
谷譲次 「踊る地平線」
...知識は進歩乃至退歩によって真理への接近又は虚偽への偏向を意味しなければならない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...革新といふよりは寧ろ政界の退歩といはざる可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...文化の進歩に依る――遺憾ながら――猫性の退歩である...
豊島与志雄 「文学以前」
...女の退歩は、家庭の主となる所から、主婦として安住する所から、初まる...
豊島与志雄 「理想の女」
...之を合併して醫方としたのは學問の退歩である...
内藤湖南 「支那目録學」
...この点よりして渡船(わたしぶね)の如きは独(ひと)り吾等一個の偏狭なる退歩趣味からのみ之(これ)を論ずべきものではあるまい...
永井荷風 「水 附渡船」
......
仁科芳雄 「日本再建と科學」
...確実性の点で退歩するのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...決して退歩的運動を余儀なくされることはあり得ないということである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...振り返るとそこには日本性の退歩が著しいのを感じる...
柳宗悦 「樺細工の道」
...是らはいずれも近世に入ってひどく退歩した...
柳田国男 「木綿以前の事」
...彼の進歩(或いは退歩)は速かつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...九谷(くたに)焼の湯呑茶碗を茶托に乗せたのを目八分に捧げ、ドアの開け方、足の運び方、退歩の礼など、ずいぶんやかましい躾(しつ)けであった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...または退歩的であるかに従って...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...しかし静止的または退歩的な国においては...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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