...チョッと舌皷して蹲踞(しやが)んだが、幻想は迹もない...
石川啄木 「赤痢」
...何か特殊な忌(いま)はしい痕迹(こんせき)が顔や挙動に染込(しみこ)んででもゐるやうに...
徳田秋聲 「或売笑婦の話」
...憎悪後悔の念が迹方(あとかた)もなく胸に拭(ぬぐ)い去られて...
徳田秋声 「黴」
...貴女も迹取(あとと)り娘のようなお話ですね...
徳田秋声 「縮図」
...秩序頗る壊頽したる証迹を現はしたるは何ぞや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...是等に附着し又は鏡鑑を包み等した痕迹等から考へて...
内藤湖南 「日本上古の状態」
......
内藤湖南 「卑彌呼考」
...各々独自の境地を有していたのであるがそれが例の本地垂迹説の大成とともに...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...大きな馬の足迹(あしあと)の中に雨がいっぱい湛(たま)っていた...
夏目漱石 「永日小品」
...むしろ干渉のみを事とした形迹(けいせき)がある...
夏目漱石 「文芸委員は何をするか」
...あれはボアリングをやった迹(あと)ですと下女が答えた...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...みんなの前に引き出そうとする努力の迹(あと)さえありありと見えた...
夏目漱石 「明暗」
...次第(しだい)に沈(しづ)んで痕迹(あとかた)もなくなる迄(まで)...
夏目漱石 「門」
...所が頭の壺はコロリと落ちて甕は破れ牛乳は流れ去つて迹方も無くなつてしまつたと云ふ話がある...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...此より後五月十八日に至る三十日間の行住の迹は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...形迹(けいせき)から見れば...
森鴎外 「渋江抽斎」
...」六二人の客の帰った迹(あと)は急にひっそりした...
森鴎外 「独身」
...纏まりを附けた迹がある習であるに...
森鴎外 「歴史其儘と歴史離れ」
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