...宜下能就二實迹一以試レ之可上也...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...窘窮の餘已むなく亦暴力を以て之に對抗するに至るの形迹があるのです...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...少くも硯友社は馬琴の下駄の迹(あと)を印し馬琴の声を聞いた地に育ったので...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...過去十年の失敗の迹である...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...二三町それとなく迹(あと)をつけられた感じだったが...
徳田秋声 「仮装人物」
...凄(すさま)じい水勢に潰(くず)された迹の堤の縁(へり)には...
徳田秋声 「黴」
...嚮きに憲政黨内閣の破壞と閣下の内閣組織とに付て共力したる迹ありしは頗る奇異の感なきに非ずと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其の迹を見れば唯だ廉潔の美名を得たるのみにて...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...嚮きに憲政党内閣の破壊と閣下の内閣組織とに付て共力したる迹ありしは頗る奇異の感なきに非ずと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...曾て窘窮したる迹を示さず是れ其戦略巧妙にして進退掛引善く機宜に適するものあるが為なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...是等に附着し又は鏡鑑を包み等した痕迹等から考へて...
内藤湖南 「日本上古の状態」
...各々独自の境地を有していたのであるがそれが例の本地垂迹説の大成とともに...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...強(し)いて己(おのれ)を矯(た)めた痕迹(こんせき)がないと云う事を発見した...
夏目漱石 「長谷川君と余」
...全く人迹は稀ですよ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...それまでの日本は行基(ぎょうき)の本地垂迹説(ほんちすいじゃくせつ)に基(もとい)を開いた...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...その或は体例に背(そむ)きたるが如き迹あるものは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...親方の帰つた迹(あと)ではいつもの柳連(やなぎれん)の二人が来てゐたこととて...
森鴎外 「そめちがへ」
...粛慎迹猶雄...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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