...「迷執」があって、決断できなかった...
...私は迷執を抱えているので、決定するのに時間がかかります...
...迷執に陥ってしまって、どっちの選択肢も選べない...
...あなたが迷執を抱えているときは、自分の内面と向き合う時間が必要です...
...迷執を持つことは、選択しなければならない二つの選択肢があるということを意味します...
...俺のやうに迷執の多い人間は他にあるまいと思はれるほど...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...果てしのない迷執にさまよわねばならぬ人の宿命であって見れば...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...上手に立廻ったから監獄へゆかずにすんでいる」そうした父母の迷執を聴くことが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...こんなにして生活する僕にとつて迷執は常に離れがたい原罪(ウアジユンデ)である...
土田杏村 「風は草木にささやいた」
...そしてそれらの迷執(めいしゅう)に...
序 豊島与志雄 「ジャン・クリストフ」
...絶えざる迷執の状態に陥(おとしい)れるものであるが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...宗教的迷執云々(うんぬん)は第二にしても...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...ある一つの迷執(めいしゅう)に駆られてこの犯行を重ねているということは肯定しうるが...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...憐れな迷執の虜だ...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...あらゆる迷執もふり落されてかえって洒々落々(しゃしゃらくらく)たる天真な笑顔の中に生きていられるのだった...
吉川英治 「上杉謙信」
...迷執に囚われた生活は此岸(しがん)の生活である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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