...家畜と彼自身とを迷い出ることからふせぐために...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...純文学などが文芸の垣をのり越えて評論や政論の世界にさ迷い出る時...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...遠い地平線の彼方へまでさ迷い出る魂が...
豊島与志雄 「秋の気魄」
...では何はともかく」こういう工合にして古市加十と怪人物は「巴里」を後にして薄暗い銀座裏に迷い出ることになる...
久生十蘭 「魔都」
...群れよる鮪の大群の中へ僅かな鮒がひらひらさ迷い出るように...
横光利一 「旅愁」
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