...大迷いのかたちであった...
海野十三 「火星兵団」
...途中で近道があると教えられて迷いこんだのがもとで...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...この恐ろしい地で迷い...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...この事件では初めから僕の頭のなかに迷いはわずかばかりもありませんでした...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...松林の中に迷い込んだり...
豊島与志雄 「月明」
...運命のも一つの悪戯(いたずら)を語ってきかした――自分が軽蔑(けいべつ)してるくだらない男に迷い込んだ話を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...こうして外へ迷い出して歩くものを...
中里介山 「大菩薩峠」
...どちらのどんな奴が迷い込んで来ようとも知れぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...実は開化の定義を下す御約束をしてしゃべっていたところがいつの間(ま)にか開化はそっち退(の)けになってむずかしい定義論に迷い込んではなはだ恐縮です...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...主人の迷いはまだ手軽でしたが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...――主人の山(さん)三郎さんは、物の迷いで、お前という女に手を出した...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...町の中心へ迷い込んだ...
萩原朔太郎 「猫町」
...これはあたくしの気の迷いだと思って...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...こういうぼんやりした無形の思想の唯中をさ迷いつつ己れを維持してゆくことができないからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...のちにはかえって迷いの多い者...
柳田国男 「母の手毬歌」
...いつになきお迷いを示され...
吉川英治 「上杉謙信」
...「世迷い言は無用だ...
吉川英治 「剣難女難」
...もしお迷いならば...
吉川英治 「私本太平記」
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