...青年の指が右に左に迷い動くにつれて...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...一心の迷いと悟りにあります...
高神覚昇 「般若心経講義」
...迷いがあるのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...それから四十年も永い年月荒野を迷い歩き...
太宰治 「惜別」
...」迷いの雲を打ち拂う為めに...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...なんの迷いもなく...
知里真志保 「生きているコタンの銅像」
...で不思議にも道に迷いはしなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...今までの自分の血迷いかげん...
中里介山 「大菩薩峠」
...ホトホト迷い切っている次第でございます……つきましては...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのことなんだ……私は三分の迷いを残して...
久生十蘭 「肌色の月」
...心なしか物の怪でも立ち迷いそうな物凄い有様...
久生十蘭 「魔都」
...こうしてさ迷いながら...
堀辰雄 「美しい村」
...そういう迷いや混乱や衰弱が...
三好十郎 「歩くこと」
...井戸の方向へ迷いこんできた...
W・W・ジェイコブズ 森郁夫訳 「井戸」
...人心地もなく、迷いあるいて、ただ麓へ麓へと、うつろに道を捜していたが、気がつくと、いつか陽も暮れて、寒鴉(かんがらす)の群れ啼く疎林(そりん)のあたりに、宵月の気(け)はいが仄(ほの)かにさしかけている...
吉川英治 「三国志」
...……もう四日も迷いあるいたので...
吉川英治 「新書太閤記」
...おのれの迷い……)とわが身をさえ恥かしく思って別れてしまったのであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そんなくだらぬ迷いは」と...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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