...ひとたびその迷いを去れば...
井上円了 「おばけの正体」
...同時にそれは迷いのこの岸から...
高神覚昇 「般若心経講義」
...狼狽のためのこの迷いなのだ...
高見順 「いやな感じ」
...「なぜかは知らねど心迷い...
豊島与志雄 「月明」
...彼は人もなく路(みち)もない所へわざわざ迷い込んだ...
夏目漱石 「道草」
...言わなきゃいつまでも皆んなの迷いが晴れまい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ある時は深山(しんざん)に迷い込みて数千(すせん)の狼(おおかみ)に囲(かこ)まれ...
福田英子 「妾の半生涯」
...覚えずも魔の道に踏み迷い...
福田英子 「妾の半生涯」
...長いあいだ私の理性はそれを気の迷いだとして否定しようとあせっていたのだが――それが...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...この二年間地上をさ迷いました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...渡辺はどれからはいるのかと迷いながら...
森鴎外 「普請中」
...袂(たもと)を分かつはただ一瞬の苦艱(くげん)なりと思いしは迷いなりけり...
森鴎外 「舞姫」
...迷いが人々に残っているに過ぎない...
柳宗悦 「民藝四十年」
...眼の迷いとかまぼろしとか...
柳田国男 「山の人生」
...それは休之助が筑波山麓から迷いこみ...
山本周五郎 「風流太平記」
...迷いも澱(よど)みもない姿とその眉は何か清潔な感をすら左右の者に覚えさせた...
吉川英治 「私本太平記」
...その多岐(たき)なる迷いと...
吉川英治 「新書太閤記」
...いわば群れからはぐれた迷い雁(がり)だ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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