...安薬(やすぐすり)の効能(こうのう)のような台辞(せりふ)をあまりクドクドと述べたてている厚顔(こうがん)さに...
海野十三 「赤外線男」
...日本文学に就いての涼しげなる記述をしなければならない...
太宰治 「古典竜頭蛇尾」
...……(描く句、述べる句、うたふ句)(説く句、叫ぶ句、呟く句)八月二日朝風のこゝろよさ、風鈴もしめやかな音色...
種田山頭火 「行乞記」
...この科学的公式(乃至之に並んでこの科学的記述)を通過しないでは...
戸坂潤 「思想としての文学」
...時の文部大臣鳩山一郎氏を眼の前において、当時京大教授側を支持した美濃部教授その他を罷免しろと、この鳩山君が迫って来て仕方がなかった、と述べたそうだ...
戸坂潤 「社会時評」
...著述したにしても破門されるといふことはあるまいと書いてありますが...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...若干の意見を述べようと考える...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...ただこれ涯分の自証を述ぶるばかりなり...
中里介山 「法然行伝」
...それでただ今校長及び教頭のお述べになったお説は...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...全体の調子を取る為めに上に述べた眼下...
堀口九萬一 「東西ほくろ考」
...幼年時代のそれに関する環境を様々な叙事に依つて述べてから...
牧野信一 「蔭ひなた」
...『これまでの四箇章(訳註――「富の増加が貧民の境遇に及ぼす影響」「富の定義」「農業及び商業主義」「穀物輸出奨励金」に関する四箇章)で述べたところからして...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ベルグソンはおよそ事物を考察するに二つの見方があると述べてゐる...
三木清 「認識論」
...」敍述乃至表現にとつては端初は本質的な關係をもつてゐるであらう...
三木清 「歴史哲學」
...『述異記』に曰く...
南方熊楠 「十二支考」
...招きの使いにも同じことを述べて...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...秀吉の口述をうけて...
吉川英治 「新書太閤記」
...右に述べたごとく伎楽がインド楽であり西域楽であるとなれば...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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