...彼女に恩典を施す必要がある...
...刑務所からの恩典により、出所が早まった...
...神の恩典によって生かされていると感謝している...
...恩典を受けた相手には、感謝の気持ちを示す必要がある...
...彼に恩典を施すことで、彼の人生が変わった...
...「俺たちは太陽の光で新聞を読んだことがない」といつてゐる看守たちが少しの恩典にも浴することが出来なかつたのは何としたことでせうか...
石川三四郎 「農民自治の理論と実際」
...僕達はまだ容易にその恩典には浴し得なかったのであるが...
泉鏡花 「おばけずきのいわれ少々と処女作」
...今日も引き続き帝室技芸員として恩典にあずかっているのであります...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...贈位の恩典に浴して居ない...
内藤湖南 「維新史の資料に就て」
...これ等の人々は既に贈位の恩典に浴して居る...
内藤湖南 「維新史の資料に就て」
...今までは西洋においても女性は男性ほどに教育の恩典に与(あずか)るの便がなかったゆえ...
新渡戸稲造 「自警録」
...四民平等の恩典に浴したためではあるが...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...四文久二年八月以後の討幕派としての長藩登場――寺田屋(てらだや)犠牲者の恩典処分...
服部之総 「尊攘戦略史」
...さまざまな恩典をつくって特赦を行うのが例であった...
久生十蘭 「無月物語」
...一日も早く恩典に浴して...
福田英子 「妾の半生涯」
...今一個を得て仮出獄の恩典あらんとせる...
福田英子 「妾の半生涯」
...自分に與へられた恩典を十分に利用した...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...あとは自分のものになる定めだったから扶持(ふち)のすくない者にとってはありがたい恩典だった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...人間は現代に生きた恩典を感じなければそれは現代人の生きた感覚とはならない...
横光利一 「スフィンクス(覚書)」
...公らはそれぞれ莫大な封禄の恩典にあずかりたるに...
吉川英治 「三国志」
...恩典から洩れないようにした...
吉川英治 「三国志」
...ただ恩典を与えるということは...
吉川英治 「新書太閤記」
...かいびゃく以来の恩典をほどこしたんだよ...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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