...「うつゝにて」の返歌を...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...―――ゆくすゑの宿世(すくせ)も知らず我がむかし契りしことはおもほゆや君北の方はこれにも返歌を与えたらしいのであるが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...あとから人を追いかけさせて返歌をくれました...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...わざわざ使いに返歌を持たせてよこされたので...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかし返歌のおそくなることだけは見苦しいと思って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...形式的に言えばいいこんな時の返歌も作れない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御返歌は技巧が勝ち過ぎてますね」これもその連中の言うことである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...新しき年ともいはず降るものはふりぬる人の涙なりけりという御返歌があった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ほととぎす語らふ声はそれながらあなおぼつかな五月雨(さみだれ)の空こんな返歌をするのは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...女房らが女王に返歌をされるように勧めた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ふぢ衣露けき秋の山人は鹿のなく音(ね)に音(ね)をぞ添へつる少将のこの返歌はよろしくもないが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...つれなしとここら世を見るうき身だに人の知るまで歎きやはするこれを返歌にした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そのまた返歌を書くなど...
柳田国男 「故郷七十年」
...返歌の慧敏(けいびん)なるものが永く異性の愛好を繋(つな)いだことを述べている...
柳田国男 「木綿以前の事」
...朝日さすこうかの山の柴かぢり耳が長くてをかしかりけりこれを聴いて兎の返歌...
柳田国男 「雪国の春」
...その和歌は、よそにても風の便りをわれは問ふ枝離れたる花の宿りを貞盛の妻は、泣きぬれながら、よそにても花の匂ひの散りくればわが身わびしとおもほへぬかもと、返歌し、また、源扶の妻も、将門の情に、一首の和歌をよみ、共に、縄を解かれて、放たれたという、一挿話がある...
吉川英治 「平の将門」
...すぐ筆をとってよこすほどの返歌もうかばで...
吉川英治 「宮本武蔵」
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