...『東北の京都』と近代的な言葉で云へばあ餘り感心しないが...
石川啄木 「葬列」
...(おそろしく近代的なお公家さまで...
薄田泣菫 「器用な言葉の洒落」
...そのうちには最も近代的な問いかけに対して...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...同時に近代的なものがひそんでゐるやうに感じる...
種田山頭火 「行乞記」
...ペルリを打ち破るほどの蒸汽軍艦や近代的な大砲やがすぐ出來ると...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...封建的なアカデミシャニズムに対立する近代的なジャーナリズムの必然的なコースであり...
戸坂潤 「思想としての文学」
...(一九三四・八)17「純文学」の問題わが国の文壇はかつてジャーナリズムの近代的な聖殿を以て自他共に許していた...
戸坂潤 「思想としての文学」
...だからデカルトはこの意味において最も近代的な哲学者であり従って又近世哲学の祖でもある...
戸坂潤 「読書法」
...日本を形だけでも近代的な国家統一へ齎すためには...
戸坂潤 「日本文化の特殊性」
...この近代的な所謂懐疑論は...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...そこには近代的な実用の美も逞しい生活のエネルギーも感じられない...
豊島与志雄 「意欲の窒息」
...どんな山の中へ行つてもすばらしい近代的な鋪裝がしてあつて...
野上豐一郎 「聖ロヨラ」
...大磯や鎌倉で見るやうな近代的な...
萩原朔太郎 「石段上りの街」
...――模倣の思想は近代的な發明の思想とは異つてゐる...
三木清 「人生論ノート」
...この観念を破ったところに成功のモラルの近代的な新しさがある...
三木清 「人生論ノート」
...近代的な冒険心と...
三木清 「人生論ノート」
...近代的な史觀の支配的な特徴をなすかの所謂「進歩の觀念」ide de progrs と結び付いてゐる...
三木清 「歴史哲學」
...推理小説が主人公とする近代的な怪盜よりも...
吉川英治 「折々の記」
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