...我等が外なる神を迎ふるに内なる神を以つてせざるが故に...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...このさきの都のまちはまれびとを迎ふときゝぬ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...海上わづかに二里、幾十の島嶼、舟を送り、舟を迎ふ...
大町桂月 「金華山」
...上陸すれば、山鹿角をふりたてて、人を迎ふ...
大町桂月 「金華山」
...』七途にして和泉屋の番頭の來り迎ふるに逢ひ...
大町桂月 「鹽原新七不思議」
...われらを途に迎ふ...
大町桂月 「十和田湖」
...我を迎ふ旧山河雪を装へり大正三年一月 松山に帰省...
高浜虚子 「五百句」
...秋の浪蹶立(けた)て帰りし船ぞこれ八月十八日 神戸にて友次郎帰朝を迎ふ...
高浜虚子 「五百五十句」
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種田山頭火 「草木塔」
...我リキエーを訪はん時君また我を迎ふべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...』207 ヘクトール戰場に斃れて其妻彼を城中に迎ふることを得ず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...あるひはその画風のあまりに奇異なるがため北斎北渓(ほくけい)らの間に立ちては遂に世の迎ふる所とならざりしにや...
永井荷風 「江戸芸術論」
...俳諧は正風体の刷新によりてますます世の迎ふる所となりしが...
永井荷風 「江戸芸術論」
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萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...終って十時四十分で大阪を立ち、東京へ迎ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
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正岡子規 「俳人蕪村」
...茲にても我等を迎ふる人のあり旅の暮れなり懐かしきかもひな乙女等のかざりし室の榛の香の強く泌みけり山里の暮疲れたる身に泌々と真白なる花の香の胸うちにけり胸うちし真白き花よ榛の名花よひな乙女なる香の放つなる知らぬ地の窓辺近くにオルガンをひけば心もすみ渡りけり遙々とわが家はなれし山里にふく山風のさみしかりけりかくして九時半「世之助伍長」の軍隊式号令にて就寝...
村山俊太郎 「平泉紀行」
...喜びて出迎ふれば...
森鴎外 「うたかたの記」
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