...彼等の態度に好意と親切とがないのだから彼と彼等との間には非常な迂路をとらなければ理解の途がないと思つた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...非常な迂路なれど...
大町桂月 「春の郊外」
...われら二人は、迂路して、富山を攀ぢむとする也...
大町桂月 「房州の一夏」
...一晩じゅう雨に紛れてこの家のまわりを迂路(うろ)ついていた――祖母は...
谷譲次 「踊る地平線」
...甚だしいソフィスチケーションの迂路(うろ)を経由して偶然の導くままに思わぬ効果に巡り会うことを目的にして盲捜りに不毛の曠野(こうや)を彷徨(ほうこう)しているような気がする...
寺田寅彦 「二科展院展急行瞥見記」
...世界観のスタイルという迂路を経て初めて...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...揃つて粗雑な顔をした運動員達が道場の内や外を迂路ついてゐるのが見られた...
中原中也 「校長」
...非常に迂路(まわりみち)をしたことになる...
「私の経過した学生時代」
...私は若い女のやうにいろいろな迂路には惱まなかつた...
林芙美子 「あひびき」
...家(うち)の人(ひと)の機嫌(きげん)そこなうても困(こま)りますと迂路(うろ)/\するに...
樋口一葉 「われから」
...本能は私を食物にでもありつけさうな住宅の周圍を迂路(うろ)つかせてゐたのであつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...もう決して追ひ出されたり迂路(うろ)ついたり...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...夜中近くまで庭に迂路うろして待ってみたが...
牧逸馬 「生きている戦死者」
...それから身を廻して道を横ぎり元の巣の側へ還(かえ)る迂路を取らねばならぬからだ...
南方熊楠 「十二支考」
...余計な迂路(まはりみち)をしたり...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「駆落」
...しばらくあたりを迂路つき廻った末...
蘭郁二郎 「植物人間」
...迂路(うろ)つきまわっている中(うち)...
蘭郁二郎 「鉄路」
...右手(めて)の石段の上に四五人の男が迂路々々(うろうろ)している...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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