...前田正名(まさな)、田口卯吉、渋沢栄一、辻新次、岡倉覚三、下条正雄――その馬車や人力車の客には、さう云ふ人々も交つてゐた...
芥川龍之介 「お富の貞操」
...男の足をとめた辻には...
芥川龍之介 「偸盗」
...帝國教育會(辻新次氏會長)内文學會における根本通明老師の論語や詩經の講義...
石川三四郎 「浪」
...月なき辻へ映るのである...
泉鏡花 「婦系図」
...私はすべてのそれに対する気持を辻に話そうと思いました...
伊藤野枝 「「別居」について」
...いずれわたしを食べる時に無事に辻褄を合せるつもりだ...
魯迅 井上紅梅訳 「狂人日記」
...……ホラホラ辻川のロケットが...
海野十三 「地球盗難」
...シュワルツコッフは大隅学士を辻川博士の助手と考えたものか...
海野十三 「地球盗難」
...死刑囚火辻は絞首台の上にのぼり...
海野十三 「超人間X号」
...それで辻褄(つじつま)が合う訳だ...
江戸川乱歩 「鬼」
...その当日も、今生(こんじょう)の見おさめによそながら暇乞いを、と云うような心にはとてもなれなかったので、娘も乳母も小さくなって、家の中にちゞこまっていたが、後から聞けば、一番の車には父、二番の車には安国寺、三番の車には小西摂津守の順序で、一条の辻を南へ、室町通りから寺町へ出て、七条河原に行き着くまで、見物の群衆おびたゞしく、遠近(おちこち)から寄り集まった貴賤男女で町が一杯であったと云う...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...辻馬車のシートに深く座り...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...という次第だ(和辻哲郎氏『原始仏教の実践哲学』参考)...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...」飄々たる辻潤の酔態に微笑を送り...
林芙美子 「新版 放浪記」
...古川・大辻並の金を呉れなきゃーと申出て来たから断はると言ってた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...しかし辻一作がどうしたといふのだ...
北條民雄 「道化芝居」
...坂下の四辻(よつつじ)まで岡田と僕とは黙って歩いた...
森鴎外 「雁」
...本陣の四ツ辻あたりで...
吉川英治 「江戸三国志」
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