...はじめはただ町や辻をうろついて廻ったが...
泉鏡花 「瓜の涙」
...産表に包まれたる嬰児(おさなご)(訳者注 幼児キリストのこと)を彼らは見いだしぬという文字のある破風のそびえている近くの四つ辻(つじ)かに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...辻馬車(つじばしゃ)の四つの車輪に運ばれてゆくのを見て...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...辻君――」「トン...
直木三十五 「南国太平記」
...また一人の辻番が...
中里介山 「大菩薩峠」
...辻番の目にも諒解(りょうかい)を与えるに充分であったと見えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...「なるほど」辻番は提灯に現われた「伝通院学寮」の文字をありありと読んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...愛宕の寺や六道の辻を過ぎ...
野口米次郎 「能楽論」
...生駒・大辻・渡辺に東と...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それはたゞ四つの道が出會(であ)つた辻に立つてゐる石の柱に過ぎなかつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...辻は腰を下すと、落着かぬげにあたりを見廻しては、じつと視線を一方に走らせたり、音楽に耳を澄ませようとするらしく、ちよつと眼を閉ぢて見たりする...
北條民雄 「道化芝居」
...夏は辻占(つじうら)売なんぞの方が耳に附いて...
森鴎外 「独身」
...(江戸(えど)名題(なだい)曲独楽(きょくごま)娘(むすめ)一座嵐粂吉(あらしくめきち))という辻ビラです...
吉川英治 「江戸三国志」
...討ち取った首を辻々に梟(か)けさせ...
吉川英治 「三国志」
...辻猿楽(つじさるがく)の小屋の鳴り物も大原から出てくる販女(ひさぎめ)の声も聞かれはしなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...どこかの辻(つじ)で見うしなって狼狽(ろうばい)しているのであろう...
吉川英治 「神州天馬侠」
...辻占(つじうら)売りや...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...この西洞院(にしのとういん)西ノ辻に...
吉川英治 「宮本武蔵」
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