...辻艇長にそっといった...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...江戸には胡麻揚(ごまあげ)の辻売(つじうり)多し...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...とつ附きの四辻を左に折れるといゝ...
薄田泣菫 「茶話」
...啓ちゃんは決して経済的に辻褄(つじつま)の合う生活をしているのではなく...
谷崎潤一郎 「細雪」
...市内の四辻などに設けてあるロータリー区劃の中には...
豊島与志雄 「砂漠の情熱」
...警官らと相談するためにロランの四つ辻(つじ)に立ち止まった時間とで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一つの辻斬があったことが...
中里介山 「大菩薩峠」
...思う事が成るかならぬかと云いながらクララが一吹きふくと種の数が一つ足りないので思う事が成らぬと云う辻(つじ)うらであった...
夏目漱石 「幻影の盾」
...神田から日本橋へかけての下つ引を集めると、二十人くらゐにはなります」「誰にも言ふな、この辻斬退治は、俺とお前と二人だけといふことにして、仲間にも人數を洩らしちやならねえ」「承知しました」「それから、新し橋の邊に足場がほしい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...町の四辻に写真屋があり...
萩原朔太郎 「猫町」
...そう願いたいと思うとります」「辻木惣八は...
火野葦平 「花と龍」
...徳川・大辻あたりの立場はムザン...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...辻は腰を下すと、落着かぬげにあたりを見廻しては、じつと視線を一方に走らせたり、音楽に耳を澄ませようとするらしく、ちよつと眼を閉ぢて見たりする...
北條民雄 「道化芝居」
...それに辻の語り振りはといへば...
北條民雄 「道化芝居」
...辻は冷然とした顔つきになつて山田を眺めてゐる...
北條民雄 「道化芝居」
...醒めれば辻妻の合はぬ言葉ばかりだ...
牧野信一 「競馬の日」
...辻馬車の馭者が五六人...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「衣裳戸棚」
...相変らず持病の辻斬りを稼(かせ)ぐとみえて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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