...そのころ種畜場は農商務省(のうしょうむしょう)の所管(しょかん)であった...
伊藤左千夫 「老獣医」
...つづいて農商務省の所管に入ったが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...農商務省の庭にも夜靄がこめだして...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...五日は十時すこし前に農商務省内に集合して...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...次に農商務省を訪れて次官と秘書官に面会し...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...もう一度農商務省へ迫って農商務省の門前で死ぬべし」その声に同じて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...皆さんは農商務省や内務省の門前にいって請願の答弁を得るまでは...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...正造は猶やむにやまれぬ面持で言葉をついで農商務省は廃止するのが至当であると叱し...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...今日の農商務省の如きは廃してしまうがよろしい...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...従来の農商務省は五百万円という金を使って...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...出来ることなら農商務省に願ひ出て専売特許でも取つておきたいやうなことをいひ出した...
薄田泣菫 「器用な言葉の洒落」
...元農商務省の役人をしていた人で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...農商務省で米国シカゴ博覧会に出品のことについて各技術家に製作を依嘱していました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...この融通してもらったものは、農商務省から、猿を納めた時に下った金で返済しましたが、弟子から恩を着たこと故、特に申し添えて置く訳である...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...農商務省が知らなければならぬのに...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...内務省の役人其他農商務省の役人が之を見ると如何にも之は沼の波が荒い爲に容易な金ではいかないと思ふ...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...農商務省は曾て品川子の大臣たりし時...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...然るに明治十四年に農商務省が出来てより今日に至るまで...
新渡戸稲造 「教育の目的」
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