...この品の内側には鮮紅な辰砂(しんしゃ)の跡が見られ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...特に好まれたのは、処方から見られるように、pachyderma cocos、ホオノキ、薄荷の葉抽出物、テンナンショウの根、tang-kui root(月経困難に)、甘草、クマの胆嚢、燃えた髪の毛、鶏冠石、辰砂、などである...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...水銀製造に使われるとともに梅毒の燻煙治療(辰砂をつめた紙ロールを片方の鼻孔に入れて火をつけ...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...辰砂(cinnabar)すなわち硫化第二水銀であった...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
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逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...また土砂にては辰砂 岩緑青(ろくしやう)等に類するもの有(何れも漁人の口碑に傳ふるを筆記し置しなり...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...況や此島辰砂、岩緑青を産するに於てをや...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...緑青は元來金、銀、銅の氣結でなり、辰砂は朱砂、錫、水銀の氣有るが故に産するなり...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...辰砂(しんしゃ)釉...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...同じ辰砂(しんしゃ)(銅の赤)とは云うも...
柳宗悦 「工藝の道」
...純粋に辰砂のみで絵を画いたのは李朝に及んでからである...
柳宗悦 「工藝の道」
...辰砂の窯跡はまだ攻究されておらぬが...
柳宗悦 「工藝の道」
...その上から辰砂(しんしゃ)の粉を両頬に掃(は)き流(なが)した...
横光利一 「日輪」
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