...この数はtについて指数函数的(しすうかんすうてき)に減じるのでNe-λtW(r)drであるとすべきであろう...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...部分は分離し付着は減じる...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...即ち付着を減じることなくして部分が絶対的に移動し得る物質――流体がある...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...之に対して部分が付着を減じることなくしては移動し得ない物質即ち摩擦を有するものは固体である...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...戦場的な意味での政治的特色を減じることになる...
戸坂潤 「啓蒙の現代的意味と役割とについて」
...四五人を減じるよりも...
直木三十五 「春夫偏見」
...これは「尋常一年生の算術」ではないのか? こんな見方から「一人が多くとると九人は減じる」といふ結論は「一年生の落第坊主」よりも頭が惡すぎる...
直木三十五 「春夫偏見」
...谷身は屈曲を減じる...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...少しも値打ちを減じるものでない...
野村胡堂 「胡堂百話」
...隠された皮肉の不愉快さを減じる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...その苦痛が少し減じると最早死にたくも何にもない...
正岡子規 「病牀苦語」
...それについで気温がいちじるしくくだり、呼吸が減じる...
武者金吉 「地震なまず」
...その黄身を腸とともに抜出しては黄身のない玉子を食べるようなものだから味も滋養分もよほど減じる...
村井弦斎 「食道楽」
...医者の調査に拠(よ)ると空気中の細菌は床へ近いほど多くして上になるほど段々減じる...
村井弦斎 「食道楽」
...それによって男の恋の減じるものでないよさがあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...源氏に対する憎悪(ぞうお)の減じることもなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...窓が多い所為(せゐ)で堂内の明るいのは難有(ありがた)さを減じる様に思はれた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...兵を減じるたびに...
吉川英治 「三国志」
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