...今日は辛気があるので、家でゆっくり休みます...
...彼女は少し辛気があるようだ...
...この天気だと、辛気が出てくる...
...結婚式の前日は多少辛気が出るのは、普通です...
...辛気を吐くと、体調が少し良くなることがある...
...あまりこんな辛気(しんき)くさいものを見かけません...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...芝居などは辛気臭(しんきくさ)がってめったに覗(のぞ)かないのであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...いかにも辛気(しんき)くさかった...
徳田秋声 「黴」
...辛気(しんき)待つ宵...
永井荷風 「すみだ川」
...煙草丸い輪になれ煙草のけむりこんなときでも来りやよいに辛気くささよ火鉢の中にや燃えたマツチの棒ばかりこんど来たなら煙草のけむり顔へぱつぱと吹いてやろ...
野口雨情 「野口雨情民謡叢書 第一篇」
...お人形のように黙って坐っている辛気臭さは...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...ハアッと辛気(しんき)くさく溜息をつき...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...「ああ辛気(しんき)だこと!」と一夜(あるよ)お勢が欠(あく)びまじりに云ッて泪(なみだ)ぐンだ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...辛気(しんき)くさくなった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...恭二の顔をまじまじと見ながら、「貴方も、この様な足らん女子に病んで居られて、さぞ辛気臭う、おまっしゃろが、どうぞ、たのんますさかい、優しゅうしてやって下さい...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...ジンキの篠巻きよりもはるかに辛気(しんき)な作業で...
柳田国男 「木綿以前の事」
...辛気くさいことが嫌いなのよ」叔母はあっさり笑った...
山本周五郎 「竹柏記」
...ああ辛気(しんき)くせえ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ほかの芸術の一番面白くない処や辛気臭い処...
夢野久作 「能ぎらい/能好き/能という名前」
...この娘(こ)はすッかり辛気(しんき)になって...
吉川英治 「新・水滸伝」
...待って待って待ち抜いているのですよ」「オオ辛気(しんき)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...世にも辛気くさいものであった...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
...商家の昼の辛気くささで...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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