...玉(たま)の轆轤(ろくろ)が...
泉鏡花 「海の使者」
...時とすると轆轤首(ろくろくび)...
田中貢太郎 「おいてけ堀」
...まさしくこれは轆轤首...
田中貢太郎 「轆轤首」
...直ちに弾ね返って轆轤(ろくろ)の如く鉄棒に巻き着いて了います...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...轆轤(ろくろ)の柄に腰をかけ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...忽ちのうちに轆轤首にでも化けて仕舞ひさうなのである...
牧野信一 「剥製」
...縁(ふち)の虧(か)けた轆轤(ろくろ)細工の飯鉢(めしばち)を取って見せる...
森鴎外 「鶏」
...疾く疾く轆轤にかけてそれを形作れ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...土と轆轤(ろくろ)と絵附(えつけ)と釉掛(くすりがけ)と焼きとをなすべきであるか...
柳宗悦 「工藝の道」
...手轆轤(てろくろ)の焼物などが...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...形のよい漏斗(じょうご)を手轆轤(てろくろ)にかけているのを見ました...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...今も轆轤(ろくろ)で水引きをしている...
柳宗悦 「日田の皿山」
...彼は何度も何度も同じ轆轤(ろくろ)の上で同じ形を廻しているのだ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...手轆轤(てろくろ)の焼物などが...
柳宗悦 「民藝四十年」
...轆轤(ろくろ)を使わなくちゃ引けやしないがね...
山本周五郎 「新潮記」
...日本の巷間(こうかん)に伝うる轆轤首(ロクロクビ)もしくは抜け首と称せらるる怪談なり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...其れを轆轤仕掛(ろくろじかけ)の釣瓶(つるべ)で汲むのである...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...轆轤(ろくろ)や箆(へら)の仕事に見恍(みと)れていたのであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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