...玉(たま)の轆轤(ろくろ)が...
泉鏡花 「海の使者」
...轆轤巻(ろくろまき)...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...ガラガラと轆轤(かぐらさん)に銛綱(せんこう)が繰(く)られて...
大阪圭吉 「動かぬ鯨群」
...「あれが轆轤(ろくろ)つ首だらう...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...轆轤(ろくろ)の柄に腰をかけ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...艫の方で轆轤(ろくろ)でその帆を懸声をして巻上げる...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...鳥娘か轤轤首(ろくろくび)だが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...轆轤がんなのようないびきをかいてるわ」「おやすみ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...植民団も傭兵も出て轆轤(ろくろ)の把手にとりつき...
久生十蘭 「海難記」
...古風な教会の燭台みたいな恰好に轆轤挽(ろくろびき)にした木の柱で支えられた浅い客好きのする庇の下へチチコフを招き入れた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...「然(しか)る時には銀の紐は解け金の盞は砕け吊瓶(つるべ)は泉の側に壊(やぶ)れ轆轤(くるま)は井(いど)の傍(かたわら)に破(わ)れん...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...直ぐにきいきいと轆轤(ろくろ)の軋(きし)る音...
森鴎外 「カズイスチカ」
...即ち轆轤(ろくろ)で椀を挽(ひ)く者...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...轆轤をよけいに利用するようになるが...
柳田国男 「故郷七十年」
...日本の巷間(こうかん)に伝うる轆轤首(ロクロクビ)もしくは抜け首と称せらるる怪談なり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...あっしの嬶(かかあ)なんぞはモウ以前(せん)に水天宮で轆轤首(ろくろっくび)の見世物を見て帰(けえ)って来ると...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...轆轤(ろくろ)の歯車が廻っています...
吉川英治 「江戸三国志」
...木地(きじ)を轆轤にかけたり...
吉川英治 「江戸三国志」
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