...傍(かたわら)に繋(つな)がれた馬は轅(ながえ)を外されて...
海野十三 「雷」
...塗(ぬり)の轅(ながえ)の牛車(うしぐるま)...
薄田淳介 「白羊宮」
...車の轅折れたりけるを...
太宰治 「右大臣実朝」
...そこで彼は轅(かじ)を引張ったり...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「乞食」
...轅(かじ)を上げた俥は...
谷崎潤一郎 「秘密」
...爲に轅の端の上戰車を碎き...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...華麗の武具の横はる兵車奪ひて轅取り牽き歸らんか? 高く背に擔ひて運び歸らんか? 505トレーイケスの軍勢の更に多くを屠らんか?これらを胸にさま/″\に思へる時にアテーネー...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...多くの戰馬その濠を渡らんとして將帥の兵車の轅(ながえ)打碎き彼らを後に殘し去る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...乗り合い馬車の轅(ながえ)は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...顫へて居る余の車は長き轅を長く連ねて...
夏目漱石 「京に着ける夕」
...いかにしたるか車夫(しやふ)はぴつたりと轅(かぢ)を止(と)めて...
樋口一葉 「十三夜」
...養(やし)ふ親(おや)も轅棒(かぢぼう)にすがる身(み)なり...
樋口一葉 「たけくらべ」
...がたりと轅棒(かぢぼう)の下りた音がした...
平出修 「計画」
...馭者は両脚を轅(ながえ)の両側にぶら下げたまま...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...陣屋の轅門(えんもん)まで来ると...
吉川英治 「三国志」
...「すわ」周瑜(しゅうゆ)もすぐ轅門(えんもん)に姿をあらわしたが...
吉川英治 「三国志」
...供奉(ぐぶ)の面々は急に轅(ながえ)を抑えて立ちどまった...
吉川英治 「私本太平記」
...轅(ながえ)をそこへ向けて...
吉川英治 「親鸞」
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