...「轅門斬子(えんもんざんし)」の女主人公桂英...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...少年の群は轅(ながえ)にすがりて馬を脱(はづ)したり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...轅の折れた其俥は...
石川啄木 「赤痢」
...傍(かたわら)に繋(つな)がれた馬は轅(ながえ)を外されて...
海野十三 「雷」
...轅棒(かじぼう)が地面にくっついた...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「乞食」
...ほんとうは轅(ながえ)にチェルケースじゃなくムージクかチージク〔(それぞれ馬の呼び名)〕を附けるんだったと...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...一台の馬車が轅(ながえ)を下して置いてある...
外村繁 「澪標」
...轅(ながえ)の間につながれて疲れきりながらも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...乗り合い馬車の轅(ながえ)は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その轅(ながえ)をいたずらにある空中の馬に差し出してるかと思われた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...車の轅(ながえ)と横木を蔓(かずら)で結(ゆわ)いた結び目を誰がどうしても解(と)く事が出来ない」「なあるほど...
夏目漱石 「虞美人草」
...養ふ親も轅棒(かぢぼう)にすがる身なり...
樋口一葉 「たけくらべ」
...茫然として轅棒(かじぼう)の先で子供の波を押分けて行くように見える車の影を見送っていた...
二葉亭四迷 「平凡」
...絹や木綿を引き散らして窓や轅(ながえ)や方々に引っかけ...
夢野久作 「白髪小僧」
...み車の轅(ながえ)の下に坐り...
吉川英治 「私本太平記」
...そして、蓋(おい)も、御簾(みす)も、轅(ながえ)も、一つ一つになって、めらめらと地上に美しい炎の流れを描いた...
吉川英治 「親鸞」
...ほかの納言、参議など、諸大臣の輦も、轅をならべて、供待ちしている...
吉川英治 「平の将門」
...轅(ながえ)の間にはいる...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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