...ペトラルカは敢て輙(すなは)ち受けずして...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...国人凡謀二不善一神輙告レ王...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...己れより強きものには輙ち屈す...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...其の一指を擧げて輙ち捉へ得べかりしもろ/\の人生の逸樂を斥けて悔ゆる所なかりし也...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...久しければ輙ち懈弛して秩序を紊るの失態を見ると...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...輙ち内閣破壞の目的を容易に達し得可かりしを以てなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...我輩未だ輙すく明言し能はざる所なりと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...慫慂已まず而して彼は固辞して烟霞の間に去れり世間輙ち之を以て彼れの雄心既に消磨せるの兆と為す特に知らず是れ唯だ巧みに隠れたるに過ぎずして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...我輩未だ輙すく明言し能はざる所なりと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...作者輙(すなわ)ちおのれの柄(がら)になきものを書かんとするなかれ...
永井荷風 「小説作法」
...南岳輙(すなわち)春画を描きたる絵葉書数葉を手にし郵便局の窓に抵(いた)りて消印を請ふ...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...輙もすれば無用の規定を設け...
原勝郎 「貢院の春」
...故ニ風ニ遇テ輙(タチマ)チ抜ケテ旋グル」とも...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...汝が頭痛したら官道に往って全く総身を伸ばして暫(しばら)く居れば輙(たやす)く治ると告げた...
南方熊楠 「十二支考」
...頃来不輙付園奴...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...われ未だ輙(すなは)ちこれを斥けむとせざるべし...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...輙囑訪老人(すなはちしよくしてらうじんをとはしめ)...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...曰く客蹤乗レ興輙盤桓...
山路愛山 「頼襄を論ず」
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