...我々が三十年前の我国の有様に眼を転ずる時...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...父と子5・7(夕)この頃京都図書館長を辞めて早稲田大学の図書館に転ずるとかいふ湯浅半月氏は...
薄田泣菫 「茶話」
...もし私が針路を転ずる命令を下そうものなら...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...疾行して諸方に歩を転ずるも...
関寛 「関牧塲創業記事」
...そうしてその目は必ずこの高崎山に転ずるにきまっている...
高浜虚子 「別府温泉」
...すばやく話頭を転ずる...
太宰治 「グッド・バイ」
...見えます……瞳(め)を転ずると...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...桜井が内務省の参事官で幅を利かせているような話が出ると竹村君は気の乗らぬ返辞をしてふっと話題を転ずるのであった...
寺田寅彦 「まじょりか皿」
...彼もくるりと身を転ずると...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...そして話を転ずるつもりで言った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...投影する方向に転ずることで...
中井正一 「うつす」
...さらに電気の光が真空管の光に転ずるとき...
中井正一 「芸術の人間学的考察」
...今度は話題を転ずる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...何事にやと問へば今宿舎を転ずるなりといふ...
正岡子規 「従軍紀事」
...けれど私が眼を転ずるか...
三木清 「科学批判の課題」
...工藝から「工藝美術」に転ずる時...
柳宗悦 「工藝の道」
...進んで云えばかかる美術的要素がその作品の主要な価値に転ずる...
柳宗悦 「工藝の道」
...百姓が商人に転ずることも...
和辻哲郎 「鎖国」
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