...四方からフランスに殺到して来る熟練した職業軍人の連合軍に対抗したのであります...
石原莞爾 「最終戦争論」
...または軍人の妻女が良人出陣の砌(みぎり)に痴情の涙を湛(たた)えて離別を惜しむと...
大隈重信 「国民教育の複本位」
...忠勇なる軍人の卵どもが...
大杉栄 「続獄中記」
...この手強(てごは)い軍人の胃の腑にもぐつて往つた...
薄田泣菫 「茶話」
...顧客の老軍人の秘蔵子らしいお坊っちゃんの自分の前に...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...在郷軍人の服を着た男工が...
徳永直 「工場新聞」
...だが夫は恐らく若干の個々の軍人の云わば趣味か何かのようなものに過ぎないだろう...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...軍人の政治からの独立とは実は之だ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...つい最近退職したばかりの軍人のよくするように...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...吾々が住む東京の山の手のやうに軍人の馬と荷車の馬とが荒れ廻つてゐず...
永井荷風 「海洋の旅」
...それはある軍人の家族...
夏目漱石 「こころ」
...私は軍人の妻君(さいくん)というものはみんなこんなものかと思って感服しました...
夏目漱石 「こころ」
...軍人のような体格をした男がたずねてくる...
久生十蘭 「金狼」
...たたかひは見じと目閉づる白塔に西日しぐれぬ人死ぬ夕日露戦争は主として軍人の戦ひであつて国民はあまりあづからなかつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...左(さ)れば軍人の功名(こうみょう)手柄...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...トランプ好きな退役軍人の娘として通用しないか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...軍人の三人連(づれ)が改札口から出て...
森鴎外 「金貨」
...戦の場(にわ)にある猛き軍人の群も散(あら)け...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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