...軈て坊やんは妻をめとる幸運に向つて...
飯田蛇笏 「秋風」
...軈てドヤ/\と歸路についた...
石川啄木 「鳥影」
...軈てさも安心したようにそのまま蓋をし鍵をかけるのでした...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...四自分の鋭い不意打の決断に、すっかり魂消(たまげ)て了った秋田の顔を見ながら、ニコニコ微笑していた大月は、軈て、煙草の煙を環に吹きながらポツリポツリと言葉を続けた...
大阪圭吉 「花束の虫」
...軈て「大鷦鷯(おほさゝぎ)高津の宮は雨漏るを葺かせぬことを民は喜ぶ」の歌を例に出して...
長塚節 「竹の里人〔三〕」
...軈て提灯をともして夜中の徒渉を幾囘となくやる...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...軈て初雪の降るしらせだと云つてをります...
野口雨情 「十五夜お月さん」
...軈て俄然(がば)と身を投て...
萩原朔太郎 「二十三夜」
...軈てあきらめてぬかるみのひどい山道を默々とびつこを引きながら我家へ戻つた...
林芙美子 「うき草」
...軈て、女中が次の間で蒲団を敷いてゐる様子だつたが、女中が、また泊り料の前金を里子の口を借りて催足した...
林芙美子 「瀑布」
...「産院の人が、何でも失禮ですけれどあなたの御生活を調べたのださうです……まだ、一度も結婚されたことのない方で、――そのやうな方に子供を差し上げても、軈ては、かへつて御迷惑になるだらうと云ふので、折角、欲しがつて下さるのに惡いのですが、私の方から、一應お斷り下さいと申し出ておいたのですがね」「……」早苗は赧くなつてゐた...
林芙美子 「風媒」
...軈てトニィが狂的に指さす個処へ眼を遣ると...
牧逸馬 「土から手が」
...軈て私は若い農夫のような出で立ちをした...
松永延造 「職工と微笑」
...それに相違ない……」と軈て彼は独語する如くに云い捨てた...
松永延造 「職工と微笑」
...軈てお膳に向ふ段取(だんどり)となる...
三島霜川 「平民の娘」
...軈て昼飯のブウが鳴り渡る...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...軈て彼女は森陰の中へ消えたとき...
横光利一 「悲しみの代價」
...軈て總ての友人をなくして了ふときが來ると思ふ...
横光利一 「書翰」
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