...身贔屓(みびいき)をするんじゃあないけれど...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...俗な身贔屓すぎてお笑ひなさるかも知れませんが私などには...
太宰治 「右大臣実朝」
...そう云っては身贔屓(みびいき)になるかも知れないが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...こう申しては身贔屓(みびいき)のようであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あの妹を知らず識らず身贔屓(みびいき)して実際以上に買い被(かぶ)っていたかも知れないが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...お宅の方々がつい身贔屓(みびいき)でこいさんの実力を買い被(かぶ)られたのも無理はないが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...………誰にも身贔屓(みびいき)と云うものはあるから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...………それがやっぱり身贔屓と云うものであったのか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そない思うのん身贔屓(みびいき)かも分れへんが...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...どうも身贔屓(みびいき)をするわけではないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...広海屋ばかりを身贔屓して――」物蔭に...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...しかしマーシーディズは身贔屓をする人間なので...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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