...夫は日頃身綺麗なだけに...
芥川龍之介 「秋」
...身綺麗(みぎれい)な服装の胸へ小さな赤薔薇(あかばら)の造花(ぞうか)をつけている事は...
芥川龍之介 「路上」
...この後はあなた様のお前へ身綺麗にして出るように致しましょう...
小泉八雲 大谷正信訳 「蠅のはなし」
...身綺麗にしてゐる...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...お庄は磯野の出たあとの部屋を自身綺麗に取り片着けながら...
徳田秋声 「足迹」
...いくらか身綺麗にしていた女は...
徳田秋声 「あらくれ」
...身綺麗(みぎれい)にしていた...
徳田秋声 「仮装人物」
...いつも身綺麗(みぎれい)にしている芸者の身の上が羨(うらや)ましくなり...
徳田秋声 「縮図」
...なんとなく身綺麗で元氣で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身綺麗にはしてゐるものだよ」「成程ね」「花嫁が殺された後...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今日のように身綺麗にしていたことはありませんでした...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...身綺麗だった祖母に愛されたとはいえ...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...身綺麗でお上品な地位から...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...身綺麗にさせて置いた積ではあったが...
森鴎外 「雁」
...大層身綺麗にしている...
森鴎外 「百物語」
...身綺麗な貞淑さを感じさせ...
横光利一 「旅愁」
...一体に囚人が男も女も民家に見る労働者よりも身綺麗に感ぜられたのは...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...身綺麗な人の好い老いた祖母は...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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