...お身持ちの上について...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...誰にだってあなたのお身持ちが知れますわ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...八「唐土にても墨張とて学問にあまり精を入れしゆえにつりし蚊帳(かや)が油煙にてまっ黒になりしという故事に引きくらべて文盲儒者の不性(ぶしょう)に身持ちをして人に誇るものあり...
寺田寅彦 「人の言葉――自分の言葉」
...何しろ印度(いんど)は彼の身持ちのためには暑すぎた...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...身持ちが幾らかなおったかと思われることさえもあった……...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...身持ちのよくないために...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...身持ちの女には必ず二枚ずつをお授けなさる」がんりきはそれと聞いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...主膳殿もこれから身持ちが改まって出世をすることでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...これが捉まった時に、大久保彦左衛門の命乞いによって死罪を許され、身持ちを改め、苗字を富沢とかえ、横目の御用を蒙(こうむ)り、古着屋商売をして無事に天命を終えた...
中里介山 「大菩薩峠」
...住職及び徒弟どもの身持ちがよくないとのことだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...橋場の店には十年も奉公しましたよ」「生れは?」「房州で」「大層身持ちが良いといふことだが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...召使に手をつけて身持ちにさせ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...近頃の板倉屋の新六郎の身持ちだ」「諦めてゐましたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身持ちの良過ぎる方で」「喧嘩や...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ドストイエフスキイ的不身持ちから...
萩原朔太郎 「室生犀星に就いて」
...自然身持ちが修まっていくようでした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...帝(みかど)も常から宮のお身持ちを気づかわしく思召していられたのであったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「さような身持ちのわるい無頼な人間と分り切っていながら...
吉川英治 「親鸞」
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