...たまたまお身持ちでいらっしゃるものですから...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...そうして身持ちがよろしくないようで...
太宰治 「トカトントン」
...非常に身持ちの正しい男だから...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...誰にだってあなたのお身持ちが知れますわ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...八「唐土にても墨張とて学問にあまり精を入れしゆえにつりし蚊帳(かや)が油煙にてまっ黒になりしという故事に引きくらべて文盲儒者の不性(ぶしょう)に身持ちをして人に誇るものあり...
寺田寅彦 「人の言葉――自分の言葉」
...兄貴の身持ちが改まったら...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...わしが前からの身持ち...
中里介山 「大菩薩峠」
...これが捉まった時に、大久保彦左衛門の命乞いによって死罪を許され、身持ちを改め、苗字を富沢とかえ、横目の御用を蒙(こうむ)り、古着屋商売をして無事に天命を終えた...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのすべては娘のかたづいた先の夫の不身持ちから起こったのだといえばそれまでであるが...
夏目漱石 「手紙」
...身持ちがよくない上に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...召使に手をつけて身持ちにさせ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...近頃の板倉屋の新六郎の身持ちだ」「諦めてゐましたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身持ちの良過ぎる方で」「喧嘩や...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ドストイエフスキイ的不身持ちから...
萩原朔太郎 「室生犀星に就いて」
...おやじの身持ちがよくなかった...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...身持ちの牝猴も女も...
南方熊楠 「十二支考」
...帝(みかど)も常から宮のお身持ちを気づかわしく思召していられたのであったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...(b)ある女は身持ちこそ放縦であるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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