...彼女は身寄のない子供たちのために尽力している...
...その孤児院は身寄のない子供たちのために設立された...
...子供たちは身寄がないため、社会の援助を受けている...
...身寄がなくても、自立することはできる...
...彼は身寄があるため、経済的には豊かな生活を送れる...
...外に身寄りとてもない小松は...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...ほかにたのむ身寄りもございませぬゆえ...
太宰治 「花燭」
...天にも地にも身寄りのない女を……」彼女はずっと黒い服に白い喪章をつけて押し通し...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...穢(きた)ないところを見る必要はないんだから」「でもこんな場合には誰か身寄(みより)のものが立ち合わなくっちゃ悪いんでしょう」津田は真面目(まじめ)なお延の顔を見て笑い出した...
夏目漱石 「明暗」
...家族もなく身寄もなく...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...「身寄の者で御座る――一目逢い度い...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...奉公人で」「翁屋の身寄りではあるまいな」「唯の奉公人で長い間お世話になつて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身寄りにも上野の彰義隊(しょうぎたい)で死んだ若ものもあったから...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...清吉が身寄りのない男だからと云ふ...
林芙美子 「浮雲」
...身寄のない気の毒な老人を...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...六助には妻子も身寄りもない...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...――親きょうだいの身寄りもないというので...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...そのほか牢を出たが職も身寄りもない者などを集め...
山本周五郎 「さぶ」
...上総の身寄りの娘が来たので...
吉川英治 「大岡越前」
...その中に身寄りの者がありやなしやと...
吉川英治 「三国志」
...すこしはある身寄(みよ)りの者も...
吉川英治 「私本太平記」
...身寄りの者が建てたらしい卒都婆(そとば)が毎日のようにふえていた...
吉川英治 「私本太平記」
...身寄り縁者の人々も驚き顔を見合わせた...
吉川英治 「新書太閤記」
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