...身の程知らずな行動を取ると、後で後悔することになる...
...身の程知らずな人は、周りの人たちから嫌われることがある...
...彼女は身の程知らずな要求をしてきたため、断った...
...「悲哀(トリステサ)! この身の程知らずを噛んでおしまい!」と烈しく犬を嗾(けしか)けられて……それがガルボの大怪我をした原因だというに至っては...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...そう云う身の程知らずの野望を抱くような男に...
谷崎潤一郎 「細雪」
...子飼(こが)いの時より一方(ひとかた)ならぬ大恩を受けながらそのような身の程知らずの不料簡(ふりょうけん)は起しませぬ思いも寄らぬ濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)でござりますと今度は春琴に口を合わせ徹頭徹尾(てっとうてつび)否認するのでいよいよ埒(らち)が明かなくなった...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...自分をこうも無茶に取崩しにかかる身の程知らずの運命をも...
中里介山 「大菩薩峠」
...貴様のような身の程知らずが...
中里介山 「大菩薩峠」
...それから後、走せ加わった都合五六名ほどの者が、「僭上者(せんじょうもの)、無礼者、憎い奴、身の程知らず、これで思い知ったか、岡崎武士の手並!」寄ってたかって、骨髄に徹する恨みのほどを乱刀の下に、柄(つか)も、拳(こぶし)も、透(とお)れ透れと、刺しこむのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...(身の程知らずにも)永遠と對比して考へるために...
中島敦 「かめれおん日記」
...「下の階段にいながら上段にいる者を哂(わら)おうとする身の程知らず」としているに違いない...
中島敦 「狼疾記」
...身の程知らずと云う意味でしょう...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...身の程知らずとは漸つとあとになつて氣がついたが...
堀辰雄 「夏の手紙」
...又ぞろおせいさんまで引っぱって来るのが身の程知らずだと言われれば一言も無いがね...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...身の程知らずのばかばかしいことに気づくが...
室生犀星 「陶古の女人」
...――信長様に近づかんなど、身の程知らず...
吉川英治 「新書太閤記」
...身の程知らずといわれもしそうなぼくの幻想から出発してしまっている...
吉川英治 「随筆 新平家」
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