...「おぬしの身の皮を残らず剥(は)ぐ...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...その身の皮悉に風に吹き拆(さ)かえき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...きみの身の皮を剥ぐだけのことさ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...まるで身の皮を剥ぎ取られたように...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...其顔立と全身の皮膚の綺麗なことは...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...身の皮を剥いで懲らしめるの手段と見えました...
中里介山 「大菩薩峠」
...――奇(あ)やしや総身の皮膚が...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...一枚一枚身の皮を剥ぎました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...身の皮を剥いでも達引(たてひ)くぜ」「急に飮み度くなつたのなんかいけませんかね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...此上セガむと平次は花見の入費に女房の身の皮を剥(は)ぎかねないのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...強慾なモール人に身の皮まで剥がれ...
久生十蘭 「海難記」
...いきおい身の皮をはいで喰うよりほかはなかった...
久生十蘭 「金狼」
...身の皮を剥(は)いでなりと...
久生十蘭 「ひどい煙」
...私は今では私自身の皮肉な位置になれてしまって...
平林初之輔 「私はかうして死んだ!」
...古い身の皮からそっくり抜け出しておしまいなすって...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...全身の皮膚を巧みに擦りながら...
山本周五郎 「山彦乙女」
...ひとりの女を捕えて身の皮を剥ぎ...
吉川英治 「私本太平記」
...身の皮に肉に骨髄(こつずい)に...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索