例文・使い方一覧でみる「躑」の意味
スポンサーリンク...分け行けば躑躅（つつじ）の花粉袖（そで）にあり五月六日 家庭俳句会... 
高浜虚子 「五百五十句」
...武士の眼は躑躅の花に往った...
田中貢太郎 「山寺の怪」
...目のさめるような躑躅（つつじ）が...
徳田秋声 「あらくれ」
...買って来た躑躅は如石が植えると云う...
富田木歩 「小さな旅」
...八甲府の躑躅（つつじ）ヶ崎（さき）の...
中里介山 「大菩薩峠」
...躑躅ヶ崎の下屋敷へ知人を集めて...
中里介山 「大菩薩峠」
...最初の縁は躑躅ヶ崎の古屋敷...
中里介山 「大菩薩峠」
...甲州の躑躅（つつじ）ヶ崎（さき）の古屋敷で...
中里介山 「大菩薩峠」
...それで私も庭の方を向いて眺めるともなしに躑躅の根本の所を眺めた...
中原中也 「その頃の生活」
...仄暗（ほのぐら）い緑の堤にいま躑躅（つつじ）の花が血のように咲乱れているのが...
原民喜 「壊滅の序曲」
...それは躑躅であると説いて聽かせた事を...
吉江喬松 「山岳美觀」
...躑躅（つつじ）ヶ崎の館（やかた）で...
吉川英治 「上杉謙信」
...躑躅ヶ崎の甲館へもどったときは...
吉川英治 「上杉謙信」
...躑躅（つつじ）ヶ崎（さき）の石門（いしもん）のなかへ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...咲耶子（さくやこ）はこの躑躅（つつじ）ヶ崎（さき）へ捕（とら）われていったとのことだが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...躑躅（つつじ）の間詰（まづめ）の御子息へ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...葉も枝もどうだんの木と少しも違はないやうな木で釣鐘躑躅といふのがあつた...
若山牧水 「鳳來寺紀行」
...田舎住なま薪焚（た）きてむせべども躑躅（つつじ）山吹花咲くさかり（昭和二十三年十一月）...
和辻哲郎 「歌集『涌井』を読む」
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