...買うのを躊躇する人にもしも船乗(ふなのり)調子の船乗物語や...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...「別段躊躇(ためら)っているというわけではないが……それほどの家柄でもないのに...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...茂十さんは言おうか言うまいかとしばらく躊躇(ためら)っていたようであったが...
橘外男 「逗子物語」
...戦争中の欧羅巴(ヨーロッパ)へ娘を旅立たせることは躊躇(ちゅうちょ)したのであるけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そして躊躇なく否と自ら答えた...
豊島与志雄 「二つの途」
...躊躇(ちゅうちょ)もなく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼にとっては躊躇すべき理由がなかった...
中村地平 「霧の蕃社」
...小夜子の躊躇ったのには...
夏目漱石 「虞美人草」
...すこぶる躊躇(ちゅうちょ)したにはしたが...
夏目漱石 「三四郎」
...ただ躊躇(ちゅうちょ)するから怪しまれるのだ...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...何んの躊躇(ちゆうちよ)もなく降りて行きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三田は門をくゞるのを躊躇した位である...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...こうした心苦しさから辞し去ることが躊躇(ちゅうちょ)される薫であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...秀麿は父の誤解を打ち破ろうとして進むことを躊躇している...
森鴎外 「かのように」
...しかし私にこれらの躊躇(ちゅうちょ)があるとはいえ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...真紀子は初めの間は躊躇していたが...
横光利一 「旅愁」
...大友義鎮は少し躊躇したが...
和辻哲郎 「鎖国」
...ワリニャーニは洗礼を躊躇したが...
和辻哲郎 「鎖国」
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