...そしてそれに近寄る冒険を躊躇(ちゅうちょ)する...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...統帥府の意見一致し難き時は一刻の躊躇なく聖断を仰がねばならぬ...
石原莞爾 「戦争史大観」
...大王は躊躇する事なく攻城を解き...
石原莞爾 「戦争史大観」
...それでもあえて躊躇(ちゅうちょ)するふうもなく...
伊藤左千夫 「落穂」
...長い躊躇(ちゅうちょ)の後...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...それから、躊躇したり、あとしざりしたり、再び前へ出たりしたが、その挙句、私のびっくりしまごついたことには、ぺたんと跪いて、組み合した両手を哀顔するようにして差し出した...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...ひどく躊躇(ちゅうちょ)をしていたが...
太宰治 「猿ヶ島」
...わが邦人民たるものはただこの好機会に躊躇(ちゅうちょ)することなく...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...却って昌作を躊躇せしめたのである...
豊島与志雄 「野ざらし」
...それから一寸躊躇した...
豊島与志雄 「白血球」
...彼はちょっと躊躇(ちゅうちょ)しそしてよろめいたようだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...躊躇をしている間に...
中里介山 「大菩薩峠」
...お品さんはしばらくここで待って貰おう」平次は躊躇(ちゅうちょ)しませんでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...行ってみましょう」八五郎は思い立つと躊躇しませんでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その躊躇も長い事ではありませんでした...
野村胡堂 「呪の金剛石」
...躊躇(ちゅうちょ)なく自分のポケットに入れた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...荒い山路(やまみち)が中にあることを思うと躊躇(ちゅうちょ)がされて実行ができませんと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いつもの明瞭な口調で躊躇の風もなくすぐ答えた...
横光利一 「旅愁」
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