例文・使い方一覧でみる「蹠」の意味


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...(あしうら)や踵(かかと)の下の砂をすこしずつ攫(さら)って行く...   蹠や踵の下の砂をすこしずつ攫って行くの読み方
梅崎春生 「幻化」

...凡(およ)そ対(たいせき)的なものでした...   凡そ対蹠的なものでしたの読み方
太宰治 「人間失格」

......   の読み方
谷崎潤一郎 「春琴抄」

...へんにぷよぷよした(あしのうら)の肉とを胸の上に感じると...   へんにぷよぷよした蹠の肉とを胸の上に感じるとの読み方
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」

...しかし彼らの立っていた地盤は今の自然科学のそれとはむしろ対的(たいせきてき)に反対なものであったように見える...   しかし彼らの立っていた地盤は今の自然科学のそれとはむしろ対蹠的に反対なものであったように見えるの読み方
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」

...又そういうもののよい対人である「実際家」的社会科学者も少なくはないが...   又そういうもののよい対蹠人である「実際家」的社会科学者も少なくはないがの読み方
戸坂潤 「現代日本の思想対立」

...大陸のライプニツの対の位置にあったイングランドのロック(J. Locke)から始まる経験論は...   大陸のライプニツの対蹠の位置にあったイングランドのロックから始まる経験論はの読み方
戸坂潤 「辞典」

...之とは対の位置にある「文化政策」の文化のことだ...   之とは対蹠の位置にある「文化政策」の文化のことだの読み方
戸坂潤 「認識論とは何か」

...それは諸種のイズムと対的に立つイズムである...   それは諸種のイズムと対蹠的に立つイズムであるの読み方
豊島与志雄 「愉快な話」

...足(あし)をしらべにかかってみました...   足蹠をしらべにかかってみましたの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...およそ対(たいせき)的なこの二人の間に...   およそ対蹠的なこの二人の間にの読み方
中島敦 「悟浄歎異」

...およそ対的な存在でした...   およそ対蹠的な存在でしたの読み方
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」

...それの対であるファッショや強権主義者等までが...   それの対蹠であるファッショや強権主義者等までがの読み方
萩原朔太郎 「ニイチェに就いての雑感」

...たとえば江戸川氏や氏と作風を対的に異にする甲賀三郎氏のごときは...   たとえば江戸川氏や氏と作風を対蹠的に異にする甲賀三郎氏のごときはの読み方
平林初之輔 「「陰獣」その他」

...その對がかへつて或る人々には彼等の精神的類似を目立たせるのだ...   その對蹠がかへつて或る人々には彼等の精神的類似を目立たせるのだの読み方
堀辰雄 「聖家族」

...鋪道で飛びついた犬ののひやりとした冷たさを思い出させ...   鋪道で飛びついた犬の蹠のひやりとした冷たさを思い出させの読み方
横光利一 「旅愁」

...まつたく對的な相違をもち...   まつたく對蹠的な相違をもちの読み方
吉川英治 「折々の記」

...まったく対的(たいしょてき)な主人と家風だったのである...   まったく対蹠的な主人と家風だったのであるの読み方
吉川英治 「新編忠臣蔵」

「蹠」の読みかた

「蹠」の書き方・書き順

いろんなフォントで「蹠」

「蹠」の英語の意味


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