...海坊主を見かけたという噂が流れている...
...海坊主に似たような姿の不気味な生物がいるらしい...
...海坊主伝説には色々なバリエーションがある...
...海で急に現れた海坊主にびっくりした...
...海坊主の故事には教訓が込められている...
...ぶく/\のし/\と海坊主(うみばうず)...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...その海坊主が蹴上(けあ)げて来る...
泉鏡花 「霰ふる」
...海坊主のような黒い人が...
泉鏡花 「海神別荘」
...ただちに海坊主とか山男とか名づけ...
井上円了 「おばけの正体」
...まるで陸に上った海坊主のような恰好をして突立っている...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...僕は海坊主のような大きな肉塊をもった動坂三郎の顔を暫く眺めていたが...
海野十三 「深夜の市長」
...「海坊主て、なんですか」水兵の一人が、ききかえした...
海野十三 「太平洋魔城」
...それはまるで海坊主の二つの眼のようにも感じられた...
海野十三 「地球盗難」
...形は海坊主(うみぼうず)のように...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...この黒い海坊主を見ては...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...いよ/\海坊主があらはれました...
土田耕平 「海坊主の話」
...海坊主は、顔の長さが四尺もあつて、目をふさいで、口を少しばかりあいてゐました...
土田耕平 「海坊主の話」
...海坊主に遇ったりした話である...
中谷宇吉郎 「私のふるさと」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...海坊主が弁天様を生んだような造化の気紛れを平次はまざまざと見せられるような気がしたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...だが、今の社会で口のあいた靴(くつ)をはいて、油だらけの菜っ葉服を着て、足の踵(かかと)のように堅い手の皮を持った、金をそのくせ持っていない、「海坊主」を、だれが一体相手になってくれるんだ! いつ海の藻屑(もくず)と消えるか、いつ片手をもぎ取られるか、いつ、遠洋航路につくかわからない、無細工な「海坊主」どもを、どこの「娘」が相手になるか...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...この海坊主野郎め! ああん? ああん? おれたちはもうここに三週間もじっとしてたんじゃないか...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...その際涯もない海の上には、くずれる白い波頭のかげに、海坊主のように、残しておいた家中のものが――それらにこれから会いに行くのだが――にょきにょきと記憶の中に思い描かれた...
本庄陸男 「石狩川」
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