...蹌踉(そうろう)と家の外へ出た...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...蹌踉(そうろう)たる歩みを運んで行く...
芥川龍之介 「毛利先生」
...蹌踉(よろよろ)と凭(もた)れかかる...
泉鏡花 「婦系図」
...天願氏がブリキのように薄い肩で人波を切りながら蹌踉(そうろう)と歩く後から...
梅崎春生 「風宴」
...一層ひどくした蹌踉(そうろう)たる足どりで...
高見順 「如何なる星の下に」
...蹌踉(そうろう)と巷(ちまた)へひきかえした...
太宰治 「古典風」
...蹌踉(よろめ)きもせずに再び足で立った...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...蹌踉と跛行の脚を曳きて行く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...蹌踉(そうろう)としてアーチを潜(くぐ)った高柳君はまた蹌踉としてアーチを出(いで)ざるを得ぬ...
夏目漱石 「野分」
...いかに惱ましき人生の雨景を蹌踉することよ...
萩原朔太郎 「宿命」
...蹌踉として父の居る上州の故郷に歸る...
萩原朔太郎 「氷島」
...また蹌踉(そうろう)たる前進を続けるのであった...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...蹌踉(よろよろ)として...
二葉亭四迷 「平凡」
...人に押されて蹌(よろ)けたのでござります」「どうぞ...
吉川英治 「剣難女難」
...押し蹌(よろ)けてゆくと...
吉川英治 「松のや露八」
...一緒になって蹌(よろ)めいた...
吉川英治 「松のや露八」
...後へ戻った――いや蹌(よろ)めいた...
吉川英治 「無宿人国記」
...その光を失ってくれるな」蹌踉(そうろう)として...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??