...蹌踉(そうろう)と家の外へ出た...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...蹌踉(そうろう)たる歩みを運んで行く...
芥川龍之介 「毛利先生」
...蹌踉(よろめき)ながら遁(に)げんとあせる...
泉鏡花 「活人形」
...」と蹌踉(よろり)として...
泉鏡花 「浮舟」
...四十一「あっちへ蹌々(ひょろひょろ)...
泉鏡花 「婦系図」
...「お蔦!」蹌踉(よろめ)いたように母屋の羽目に凭(もた)れた時...
泉鏡花 「婦系図」
...天願氏がブリキのように薄い肩で人波を切りながら蹌踉(そうろう)と歩く後から...
梅崎春生 「風宴」
...「ではどうぞ……報酬を……そう言っていただきたいと思いますが」蹌踉(よろ)めきながら起ち上って...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...しかもその逃げぶりが蹌々踉々(そうそうろうろう)として頼りないこと...
中里介山 「大菩薩峠」
...あたかも病みあがりのロイマチス患者のごとき蹌踉(そうろう)たる歩調(あしどり)で...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...蹌踉(よろ)めきながら三人の方へ馳けて来た...
横光利一 「日輪」
...再び蹌踉(よろ)めきながら第二の女を捜しに行った...
横光利一 「日輪」
...新九郎は蹌々(よろよろ)と後ろへ引かれた...
吉川英治 「剣難女難」
...のめり蹌(よろ)めくばかり駈けた...
吉川英治 「新書太閤記」
...片足立ちに蹌(よろ)めいて...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...おばば」蹌(よろ)めきながら又八は顔をかかえた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...蹌這(よろば)いながら...
吉川英治 「宮本武蔵」
...森はひょろひょろと蹌踉(よろめ)きながら後ずさりし...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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