...蹌踉(よろ)けて...
泉鏡花 「婦系図」
...蹌踉と跛行の脚を曳きて行く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...蹌(よろ)けそうになっては...
徳田秋声 「黴」
...彼は跛のように蹌踉(よろめ)いた...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...病犬(やみいぬ)のように蹌々踉々(そうそうろうろう)として...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...また蹌踉(そうろう)たる前進を続けるのであった...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...半分(なかば)開いた入口の方向を眼指(めざ)しつつ蹌踉(ひょろひょろ)と歩み出した...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...訶和郎は蹌踉(よろ)めきながら剣の頭椎(かぶつき)に手をかけた...
横光利一 「日輪」
...元の道へ蹌々ともどってしまった...
吉川英治 「私本太平記」
...土間のうちへ蹌(よろ)めき込む...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして蹌踉(そうろう)と夜の街へ歩き出ると...
吉川英治 「新・水滸伝」
...自分の振った刀で自分の体を蹌(よろめ)かせてしまった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...後ろへ蹌(よろ)めくと共に腰をついて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...蹌(よろ)めいて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...仰向けざまに蹌(よろ)けながら抜打ちに薙(な)いだ刀に...
吉川英治 「山浦清麿」
...打ちのめされたように蹌(よろめ)いて...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...蹌踉(そうろう)として...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...よろよろっと蹌踉(よろめ)いて仕舞った...
蘭郁二郎 「鉄路」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??