...假使二其踰レ耄至一レ期...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...主人の君のわが獨り物思ふことの人に踰(こ)えたるを戒(いまし)めて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...此日誌を踰越しているので...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...其処から山を踰(こ)えて坂本へ下りてしまった...
岩本素白 「六日月」
...富坂時代から貧乏線は度々踰(こ)えて借金学も一と通り卒業して来たから...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...一は馬籠峠(まごめたうげ)を踰(こ)えて妻籠(つまご)に入(い)る...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...例の高冠昂尾の愛を自ら抱いて公は後門を踰(こ)える...
中島敦 「盈虚」
...蒸気車に乗(のっ)てあの地峡(ちきょう)を踰(こ)えて...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...あるいは山を踰(こ)え谿(たにがわ)に沿いあるいは吹き通しの涼しき酒亭に御馳走を食べたなどと書いてあるのを見ると...
正岡子規 「徒歩旅行を読む」
...穿(うが)って村を出るに高い牆(かき)で取り廻らして踰(こ)ゆる事ならぬから...
南方熊楠 「十二支考」
...年二十を踰(こ)えた後(のち)である...
森鴎外 「細木香以」
...院内峠(いんないとうげ)を踰えて秋田領に入(い)った時...
森鴎外 「渋江抽斎」
...さて矢立峠(やたてとうげ)を踰え...
森鴎外 「渋江抽斎」
...なんでも鶏が垣を踰(こ)えて行って畠を荒らして困まるということらしい...
森鴎外 「鶏」
...大隊長は四十の上を三つ四つも踰(こ)えたらむとおもはるる人にて...
森鴎外 「文づかひ」
......
森鴎外 「遺言三種」
...浅草の待乳山に夕踰館という私塾を創めたが...
柳田国男 「故郷七十年」
...蜀郡の許靖(きょせい)までが城を踰(こ)えたと聞いて...
吉川英治 「三国志」
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