...假使二其踰レ耄至一レ期...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...逐客(ちくかく)となりてアルピイ山を踰(こ)えし旅の憂さ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...(七尺の屏風も躍らばよも踰えざらん)の一句は...
上村松園 「軽女」
...富坂時代から貧乏線は度々踰(こ)えて借金学も一と通り卒業して来たから...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...東京から清水峠を踰(こ)えて帰国した時に...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...ある夜垣を踰(こ)えて入ってきた...
田中貢太郎 「続黄梁」
...垣を踰(こ)えてそっと往って窺いた...
田中貢太郎 「蓮香」
...刎橋(はねばし)を鉄鎖に引けば人の踰(こ)えぬ濠(ほり)である...
夏目漱石 「幻影の盾」
...蒸気車に乗(のっ)てあの地峡(ちきょう)を踰(こ)えて...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...山を超(こ)え川を踰(こ)え...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...心ひそかにこういう神経の過程はどんな工合に踰(こ)えてゆかれるのかと思っていた...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今までいくつかの瀬を踰(こ)して来たことでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...往々性癖のために言行の規矩(きく)を踰(こ)ゆるを見た...
森鴎外 「渋江抽斎」
...さて矢立峠(やたてとうげ)を踰え...
森鴎外 「渋江抽斎」
...踰(こ)えて十一年...
森鴎外 「椙原品」
...(二人は山の中腹を踰(こ)えて前に出で...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...浅草の待乳山に夕踰館という私塾を創めたが...
柳田国男 「故郷七十年」
...ただ矩(のり)を踰(こ)えざる段階のみは常人の生涯に適用せられない...
和辻哲郎 「孔子」
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