例文・使い方一覧でみる「踪」の意味

...家でも心配して八方捜しているがサッパリ踪跡（ゆくえ）が解りません... 家でも心配して八方捜しているがサッパリ踪跡が解りませんの読み方
内田魯庵「最後の大杉」

...しかし万年筆は園長失踪の日に発見されたのだから... しかし万年筆は園長失踪の日に発見されたのだからの読み方
海野十三「爬虫館事件」

...「いやそれは大発見ですな」「貴方は園長が失踪された朝の... 「いやそれは大発見ですな」「貴方は園長が失踪された朝のの読み方
海野十三「爬虫館事件」

...大使失踪事件は公表されずに終ったけれど... 大使失踪事件は公表されずに終ったけれどの読み方
江戸川乱歩「黄金仮面」

...失踪した名馬に関しては... 失踪した名馬に関してはの読み方
コナンドイル　Conan Doyle 三上於莵吉訳「白銀の失踪」

...けれども夫たる失踪者からは一言の知らせさえもなかった... けれども夫たる失踪者からは一言の知らせさえもなかったの読み方
コナン・ドイル新青年編輯局訳「臨時急行列車の紛失」

...勇太郎失踪（しつそう）の直接の責任者と思はれて居るお春の方が氣を揉み... 勇太郎失踪の直接の責任者と思はれて居るお春の方が氣を揉みの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...「失踪した女王をご覧あれ... 「失踪した女王をご覧あれの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「道化玉座」

...誰がサツにベイツ氏の失踪を告げたのか... 誰がサツにベイツ氏の失踪を告げたのかの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「謎の四つ指」

...だがメイの失踪は違う... だがメイの失踪は違うの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「本命馬」

...そのジェネヴアの妹へ手紙を出しただけで一九一三年の十月に矢張りブダペストで失踪した儘になっているというのだ...
牧逸馬「生きている戦死者」

...もしルリの失踪の理由を知つていながらシラを切つているとするならば...
三好十郎「肌の匂い」

...壽阿彌の墓の失踪（しつそう）を悲み... 壽阿彌の墓の失踪を悲みの読み方
森鴎外「壽阿彌の手紙」

...とにかくにこの頻々（ひんぴん）たる人間失踪（しっそう）の不思議を... とにかくにこの頻々たる人間失踪の不思議をの読み方
柳田国男「山の人生」

...兵庫という叔父の奇怪な失踪（しっそう）... 兵庫という叔父の奇怪な失踪の読み方
山本周五郎「山彦乙女」

...ふしぎな失踪（しっそう）をしたあと... ふしぎな失踪をしたあとの読み方
山本周五郎「山彦乙女」

...少年の失踪は今朝（けさ）の事ではないか……というような意味の驚きのどよめきでそれはあったろう... 少年の失踪は今朝の事ではないか……というような意味の驚きのどよめきでそれはあったろうの読み方
夢野久作「暗黒公使」

...いなくなった？」彼女の失踪（しっそう）と聞いたときの彼の驚きは... いなくなった？」彼女の失踪と聞いたときの彼の驚きはの読み方
吉川英治「私本太平記」

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