...大きな踏み台を運んで来た...
芥川龍之介 「点心」
...踏み台まで持ち出して...
高見順 「いやな感じ」
...入り口の踏み台までも人がぶら下がっているのに...
寺田寅彦 「電車の混雑について」
...それでわしらの労働者を踏み台にして...
徳永直 「白い道」
...併しそのための踏み台としてはこの本は多少の意味ある示唆を含んでいると思っている...
戸坂潤 「思想としての文学」
...之がやがてより以上前進した科学的研究の踏み台となるのでなければならぬ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...――かくて歴史に於ける理解というものを踏み台にして...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...大楽匠を踏み台にしておのれの腕前を揮(ふる)い...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...こんどは汝(なんじ)らの番である! われわれの身体を踏み台となして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あの辺には踏み台になるものは一つも無い」千種はほんの一時間ばかりの間に...
野村胡堂 「音波の殺人」
...数万の炭坑労働者を踏み台にして地上に上がって来た...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...踏み台に立っている口やかましい小男に対面した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...踏み台へ乗るから...
松永延造 「アリア人の孤独」
...また人間の踏み台を作った...
吉川英治 「新書太閤記」
...炬燵櫓(こたつやぐら)をかさねて踏み台にし...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...踏み台に乗って、武蔵は、お甲と又八の間に立ち、天井へ上げる物を、一つ一つ取り次いだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その小窓の下の石を踏み台にして...
吉川英治 「宮本武蔵」
...雨水溜(だ)めの天水桶を踏み台にして...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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