...尤も踏み台はなかつた訳ではない...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...尤(もっと)も踏み台はなかった訣(わけ)ではない...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...大きな踏み台を運んで来た...
芥川龍之介 「点心」
...踏み台を側(わき)へ外(はづ)してしまつた...
芥川龍之介 「点心」
...現在ではその踏み台だ...
芥川龍之介 「プロレタリア文学論」
...高い踏み台を持ち出してそれをのぞきに行くのであった...
寺田寅彦 「子猫」
...そうしてその失敗を踏み台にして徹底的に安全なものを造り上げるのが...
寺田寅彦 「災難雑考」
...併しそのための踏み台としてはこの本は多少の意味ある示唆を含んでいると思っている...
戸坂潤 「思想としての文学」
...まだイワン・フョードロヴィッチの左足が載っかっていた踏み台へ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...大楽匠を踏み台にしておのれの腕前を揮(ふる)い...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...外部には古い石像の踏み台がある...
豊島与志雄 「猫先生の弁」
...人間の虚心平気な踏み台たる地面に固有の平静さを保っている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...馬車の踏み台をおろし...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...数万の炭坑労働者を踏み台にして地上に上がって来た...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...踏み台になって柿の実をもいであげたりした頃は...
吉川英治 「江戸三国志」
...これじゃあ彼の為にわれわれは踏み台となったようなものではないか」楊奉(ようほう)は...
吉川英治 「三国志」
...踏み台に乗って、武蔵は、お甲と又八の間に立ち、天井へ上げる物を、一つ一つ取り次いだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...雨水溜(だ)めの天水桶を踏み台にして...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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