...尤も踏み台はなかつた訳ではない...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...大きな踏み台を運んで来た...
芥川龍之介 「点心」
...踏み台を人手(ひとで)に渡さなかつた...
芥川龍之介 「点心」
...」「取れるものか? 踏み台でもすれば格別だが...
芥川龍之介 「母」
...それを踏み台に使ってやった...
海野十三 「生きている腸」
...踏み台まで持ち出して...
高見順 「いやな感じ」
...踏み台を持って来て叔父の死体をおろした...
田中貢太郎 「寄席の没落」
...この車を引っぱる電気機関車がまた実に簡単で愉快なものである、大きな踏み台か、小さな地蔵堂のような格好をした鉄箱の中に機関手が収まっている...
寺田寅彦 「軽井沢」
...入り口の踏み台までも人がぶら下がっているのに...
寺田寅彦 「電車の混雑について」
...併しそのための踏み台としてはこの本は多少の意味ある示唆を含んでいると思っている...
戸坂潤 「思想としての文学」
...併し実は与えられた現実を踏み台としなかった空想などは...
戸坂潤 「思想としての文学」
...之がやがてより以上前進した科学的研究の踏み台となるのでなければならぬ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...こんどは汝(なんじ)らの番である! われわれの身体を踏み台となして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...踏み台に立っている口やかましい小男に対面した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...踏み台をして天井に貼り付けてやらうか知ら?」などゝいふことさへ考へてゐた...
牧野信一 「妄想患者」
...味噌久を踏み台にして...
吉川英治 「大岡越前」
...また人間の踏み台を作った...
吉川英治 「新書太閤記」
...それ踏み台がない...
吉川英治 「新・水滸伝」
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