...又しかしああ言ふ踏み台だけはどこの古道具屋にも転がつてゐる...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...踏み台を側(わき)へ外(はづ)してしまつた...
芥川龍之介 「点心」
...踏み台を人手(ひとで)に渡さなかつた...
芥川龍之介 「点心」
...」「取れるものか? 踏み台でもすれば格別だが...
芥川龍之介 「母」
...踏み台まで持ち出して...
高見順 「いやな感じ」
...試みに豊国の酒樽(さかだる)を踏み台にして桜の枝につかまった女と...
寺田寅彦 「浮世絵の曲線」
...入り口の踏み台までも人がぶら下がっているのに...
寺田寅彦 「電車の混雑について」
...あの辺には踏み台になるものは一つも無い」千種はほんの一時間ばかりの間に...
野村胡堂 「音波の殺人」
...踏み台に立っている口やかましい小男に対面した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...踏み台へ乗るから...
松永延造 「アリア人の孤独」
...彼は踏み台へ乗ると...
松永延造 「アリア人の孤独」
...シリアで四つんばいになって貴婦人が車に乗るときにその踏み台・階段・の役を勤めた女たちではなかったか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...物干しの欄(てすり)を踏み台に...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...それ踏み台がない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...母が仏壇を踏み台にのってきれいに掃除して...
吉川英治 「親鸞の水脈」
...吉岡はその図に乗せられて彼の踏み台になったものとわしは観(み)る」「……?」「なぜならば...
吉川英治 「宮本武蔵」
...又八を踏み台にして...
吉川英治 「宮本武蔵」
...彼は漬物樽(つけものだる)を踏み台にして...
吉川英治 「宮本武蔵」
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