例文・使い方一覧でみる「踏み入る」の意味

...兎に角大きい競技場に似た人生の中に踏み入るのである... 兎に角大きい競技場に似た人生の中に踏み入るのであるの読み方
芥川龍之介「侏儒の言葉」

...岩間の細徑に踏み入る頃... 岩間の細徑に踏み入る頃の読み方
ハンス・クリスチアン・アンデルセン　Hans Christian Andersen 森鴎外訳「即興詩人」

...私は自身の道に正しく踏み入る事のできたのは... 私は自身の道に正しく踏み入る事のできたのはの読み方
伊藤野枝「転機」

...肩いからして剣山の奥深く踏み入る... 肩いからして剣山の奥深く踏み入るの読み方
太宰治「お伽草紙」

...「二度と、踏み入ると、許しませぬぞ」小藤次は、ゆっくり、歩きながら（深雪は、何うしたかしら――何うするだろう...
直木三十五「南国太平記」

...そこに踏み入ると... そこに踏み入るとの読み方
フランツ・カフカ　Franz Kafka 原田義人訳「審判」

...ざくりと踏み入ると... ざくりと踏み入るとの読み方
本庄陸男「石狩川」

...森に踏み入るに伴れて... 森に踏み入るに伴れての読み方
牧野信一「繰舟で往く家」

...馬の背で踏み入る森林地帯の山奥――苔むした岩々の間を... 馬の背で踏み入る森林地帯の山奥――苔むした岩々の間をの読み方
牧野信一「祝福された星の歌」

...森に踏み入るのであったが... 森に踏み入るのであったがの読み方
牧野信一「ゼーロン」

...馬の背で踏み入る山奥の材木工場で... 馬の背で踏み入る山奥の材木工場での読み方
牧野信一「寄生木と縄梯子」

...「琴をとって浅瀬に踏み入るがよい... 「琴をとって浅瀬に踏み入るがよいの読み方
フィオナ・マクラウド　Fiona Macleod 松村みね子訳「浅瀬に洗う女」

...船に踏み入るとすぐに... 船に踏み入るとすぐにの読み方
トオマス・マン　Thomas Mann 実吉捷郎訳「ヴェニスに死す」

...その部屋に踏み入る者なら... その部屋に踏み入る者ならの読み方
トオマス・マン　Thomas Mann 実吉捷郎訳「トリスタン」

...気高（けだか）い艶（えん）な世界へ踏み入る気がした... 気高い艶な世界へ踏み入る気がしたの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...自分ながらも予期せぬ恋の初めの路（みち）に踏み入るようなことがもしあっては... 自分ながらも予期せぬ恋の初めの路に踏み入るようなことがもしあってはの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...賢者はかかる危険多き隘路に沓（くつ）を踏み入るべからず（キケロ）... 賢者はかかる危険多き隘路に沓を踏み入るべからずの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...この雲母（きらら）坂から先は一歩でも女人の踏み入ることは許されない... この雲母坂から先は一歩でも女人の踏み入ることは許されないの読み方
吉川英治「親鸞」

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