...苦味丁幾(くみちんき)に重曹跣足(はだし)で逃げるです...
石井研堂 「元日の釣」
...跣足(はだし)で庭へ遁(に)げましたのも...
泉鏡花 「薄紅梅」
...或(あるひ)は跣足(はだし)でヅボン下(した)も穿(は)かずに歩(ある)いてゐる時(とき)もある...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...たちまち跣足(はだし)で鉄砲を担(かつ)いだエチオピアの兵隊サンを連想せざるを得ないのであった...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...跣足でポストまで...
種田山頭火 「其中日記」
...「跣足(はだし)の悪者!」前にパタゴンさんと言われてそれに答えた女は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...二人(ふたり)共跣足(はだし)になつて...
夏目漱石 「それから」
...庖丁まで使えるというんだから大抵の幇間(ほうかん)は跣足(はだし)という佐七が――」「それに煙に巻かれて帰ったのか」「そんな事なら驚きゃアしませんがね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「跣足(はだし)のは?」と新三郎...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...跣足(はだし)男がその死骸を引っ担いで来た...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...沼のどろべたを跣足で歩いてゐるやうだとおまへはいふ...
原民喜 「小さな庭」
...跣足(はだし)で池の汀まで駆けて行ってみると...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...跣足(はだし)になり...
火野葦平 「花と龍」
...跣足(はだし)になると...
槇本楠郎 「黒んぼ会」
...裸形跣足(せんそく)...
南方熊楠 「十二支考」
...みな跣足(はだし)となり...
吉川英治 「三国志」
...親たちは跣足(はだし)で飛び出す...
吉川英治 「新書太閤記」
...跣足(はだし)で...
吉川英治 「宮本武蔵」
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