...机の前にどっしりと趺座(あぐら)をかいている...
近松秋江 「うつり香」
...入って来るからちょうど真正面(まとも)にそっち向きに趺座(あぐら)をかいていた柳沢の顔を見て燥(はしゃ)いだように笑いかかった...
近松秋江 「うつり香」
...机の前に我れながら悄然(しょんぼり)と趺座(あぐら)をかいて...
近松秋江 「うつり香」
...柳沢は例(いつも)のとおり二階の机の前に趺座(あぐら)をかいていたが私たちが上っていったのを見て...
近松秋江 「うつり香」
...金剛不動の梵山(ほんざん)に趺座(ふざ)して...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...室(へや)に入るや否(いな)やいきなり趺座(あぐら)をかき...
新渡戸稲造 「自警録」
...あるいは趺座(あぐら)をかいた足を幾分かむすび直し...
新渡戸稲造 「自警録」
...結跏趺座(けっかふざ)して弥勒の印(いん)を結びたるが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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